尾中見聞録

2017年05月18日(木)
農業のオーナー制度
おいしそうなイチゴを手にする園児
おいしそうなイチゴを手にする園児
イチゴの香りに包まれながら収穫
イチゴの香りに包まれながら収穫
「イチゴ狩りごっこ」の成果があった収穫体験
「イチゴ狩りごっこ」の成果があった収穫体験
子どもたちにあいさつする鈴木みどりさん
子どもたちにあいさつする鈴木みどりさん
 第二ひばり幼稚園のいちご狩り体験へ取材に行き、子どもたちはイチゴをと(採)り、筆者は写真をと(撮)りました。

 春日井市の地元農家・鈴木みどりさんが育てたイチゴ畑は、市販のイチゴでは味わえないアロマを焚くよりも濃厚なイチゴの香りに包まれていました。

 園児たちは体験前にあらかじめ幼稚園で、折り紙で作ったイチゴで収穫のシミュレーションをしたり、どんなイチゴが甘くて美味しいのかを学んだりする「イチゴ狩りごっこ」をしていたそうです。

 シュミレーションの成果により園児たちが、イチゴを収穫する動きに迷いがなかったので納得です。

 このように幼稚園や保育園の農業体験のお世話をされてみえる鈴木さんから、いちご狩り体験終了後、お話を伺いました。

 過去、同体験に来た小さい子どもが鈴木さんのイチゴ畑を見て「あれ?お屋根がない」と言ったそうです。

 その子どもは「イチゴはビニールハウスで育てるものだ」と思っていたようです。

 昔は、当たり前のように見られた畑や田んぼも現在では駐車場やアパートなどに次々と姿を変えています。「今の小さい子どもは青空の下で収穫をする≠ニいう本来の形を知らないのはかわいそうだ」と鈴木さんは心配します。

 そして、現在の農業に対して「農業は大変な割には収入が少ないなど諦められている方も見られますが、収入を得る方法は直売所などへの出荷だけではありません。農家から畑や田んぼの一画を借りて栽培管理や収穫作業が行えるオーナー制度≠フ活用もあります。産直店や直売所への出荷と違い、農作物の規格などを気にしなくても良いし、傷が付かぬよう気にしながら収穫作業をする必要もありません。農家自身は畑や田んぼの管理だけをすれば良く、依頼者の方から圃場に来て自分で収穫もしていきます。自動車など移動が辛くなってきた高齢の農家さんにもお勧めです。また、この制度を活用した幼稚園や保育園など小さい子供の農業体験は、収入だけでなく食農教育にも繋がります。たとえ不作の時でも自然体験としての機会を提供できます。このような活動にJAが仲介に入れば農業をやってみたい・子どもに体験させてあげたい≠ニ思ってらっしゃるお客様も安心してJAに足を運び相談に来てくださるとも思います」と自らの経験をもとに熱く語っていただきました。(O)


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