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ロウバイの管理  ~定植~

[2019.01.01]

●営農技術指導員  大澤梅雄

 

質問

冬に出荷する花がないのでロウバイを栽培しようと思います。いつ頃植えたらいいでしょうか?

 

回答

 露地栽培が主体の当地では、正月が終わった後の直売所はどうしても花が少なくなってきます。

花木の一種であるロウバイは、比較的手間がかからず長期間出荷できることから、生産者にとっては大変ありがたい花です。是非栽培して頂きたいものです。

 

1 特徴

 原産地は中国。落葉低木で冬に開花します。花色は黄色で春の訪れを感じさせてくれます。

 

2 品種

(1) ロウバイ

 花弁は黄色ですが花芯が暗紫色で香は弱い(写真)。1~2月に開花します。

(2) ソシンロウバイ

 花弁、花芯とも黄色で香は強い。12月下旬~1月中旬に開花し、枝物として最も多く栽培されています。

(3) 満月ロウバイ

最も早咲きで12月上旬より開花。花径2cmの丸弁で濃黄色。ソシンロウバイの枝変わり品種です。

 

3 長期出荷

 開花期の異なる上記3品種を植えることによって、12~2月まで出荷することが出来ます。切り花が少なくなる時期に出荷できる貴重な枝物です。

 

4 定植準備

定植の2~3週間前、日当たりと水はけの良い場所に2×2m間隔で深さ50cm程度の植え穴を掘ります。掘り上げた土の半分に、同量の粗大有機物(腐葉土、バーク堆肥、モミガラなど)を混ぜ、さらに牛ふん堆肥2㎏、苦土石灰一握りを施し埋め戻しておきます。残った半分の土はそのままにしておきます。 

 

5 定植

 2月中旬~3月中旬に行ないます。残しておいた土は何も混ぜずに埋め戻し、深植えにならないよう苗を植えつけます。苗が活着するまで支柱を立て紐で固定し、十分な水を与えます。

 

6 注意点

 乾燥が続くようであれば、小苗のうちはかん水します。

 

 ▲写真 ロウバイ
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