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田の草取りの原点回帰 百年前の農機具で除草作業

[2018.07.11]

 ▲回転式水田中耕除草機で水田の草取りをする関戸さん

 

 小牧市小木の地元農家・関戸輝隼(てるとし)さんが昔の農機具「回転式水田中耕除草機(かいてんしきすいでんちゅうこうじょそうき)」と「八反ずり(はったんずり)」を使い、所有する水田10㌃で、田の草取りを行っています。こられの農機具は農家である妻の実家から頂いたもので100年以上前から使われているものです。7月9日から作業を始めており11日で半分まで進み、15日までの1週間で終わらせる予定です。

 関戸さんは毎年水田への殺虫剤と除草剤の散布を、田植え終了から1週間後に1回目、7月15日~22日の中干し期間の間に2回目を行っていますが、今年は農薬の効きめが思わしくありませんでした。再び散布するまでもないといった判断から、約8年ぶりに先の農機具を用意しました。「昔の農機具による除草は苗の株元の草を取り、土をならし酸素を取り込ませ、苗の根の生長を助ける」と関戸さんは話します。

 回転式水田中耕除草機は、原型が明治につくられ、大正の初めごろから広く使われるようになりました。「田の草取り機」ともいわれ、稲株の条間を爪のついた前転車と後転車を転がしながら中耕と除草をしてきており、主に一番草、二番草に使われました。

 八反ずりは、明治の中ごろにつくられたといわれ、稲株の条間を前後にすりながら除草し、主に三番草、四番草に使われました。

 昭和46年以降、自脱型コンバインが普及し、排出される細切り生藁(なまわら)を有機質肥料にかえて土中にすき込む地域では、生藁の分解が遅れ水稲生育中に有毒物を発生して水稲の根を傷めるため、再び中耕除草機の効果が見直され、小形の中耕機が東北、北陸、関東地方の一部で使用されるようになりました。

 関戸さんは「ひえなど田んぼの草をその年に取っておけば、それらから種がまかれることがなくなるので、翌年は生える草が少なくなる。現代では昔の農機具をメンテナンスできる技術や鍛冶屋が見られないので大切に扱いたい。原始的な道具による作業は土など自然により親しみを持ちながら行えるので気持ちが良い」と笑顔で話しました。

 ▲これが「回転式水田中耕除草機」
 ▲これが「八反ずり」
 ▲100年以上前からの農機具で、田んぼの草を取っていく関戸さん

 

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