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エビ芋掘りで教科書以上の学びを   北里小学校

[2017.11.06]

 
 ▲掘り出したエビ芋の1株を力を合わせて運ぶ児童ら

 JA尾張中央エビ芋研究会は6日、小牧市下小針の試験圃場で、小牧市立北里小学校3年生94人によるエビ芋掘り体験を行いました。同校が社会科・総合的な学習の授業の一環として、地域の特産物を知り、農家の仕事を学習することを目的として、一昨年に続き取り組みました。

 

 同校のある北里地区は、肥沃な土壌を活用してエビ芋を盛んに生産し、かつては京都の有名料亭にも出荷するなど静岡に並ぶ一大産地でした。近年、後継者不足や市街化の進行で栽培面積が大幅に減少。生産農家も十数軒になっており、このままでは栽培技術の伝承が途絶えてしまうとの危機感から、4年前の8月に伝統復活を目指して部会を設立しました。

 

 稲垣桂三会長が「皆さんはエビ芋の生育状況を5月、7月、9月とスケッチし、今月は掘り出してその集大成を目に焼き付けていただきます。掘り出して初めてわかる生長ぶりをじっくり観察してください」とあいさつしました。

 

 地元農家らが児童らにエビ芋掘りの説明をした後、備中でエビ芋の親芋を掘り出し、児童らは子芋と孫芋を分ける「株分け」をし、1株でとれる芋の数や姿形をスケッチしました。

 

 収穫体験後、北里支店ふれあい委員会が午前8時から同支店の料理教室で作り用意した、蒸したエビ芋を団子状に丸めてきな粉をまぶした〝エビ芋団子〟を試食し、児童らは「餅と違い歯に付かずとろける」「もっちりなうえにやわらかくふわっとした食感」と美味しさに歓声をあげていました。

 

 児童は「エビ芋はヘビがいっぱい付いているように細い根っこが多く、子芋がたんこぶのようにたくさん親芋に付いていた」、同校の舩橋恵美教諭は「農家さんたちから農作業の苦労や収穫の喜びを実際に聞き、自らの手でエビ芋を掘る実体験は大人になっても心に残るので、当体験は教科書に書かれてないことを学べる大切な機会です」とそれぞれ笑顔で話しました。

 

 収穫したエビ芋は、児童らがそれぞれ自宅に持ち帰って家族そろって食べる予定です。

 
 ▲収穫後、エビ芋を「株分け」する児童ら
 
 ▲株分けしたエビ芋をスケッチをする児童ら
 
 ▲〝エビ芋団子〟の試食に集まる児童ら
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