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直売所が食Pro.のモデル現場に 地元大学生がFMを視察見学

[2017.07.19]

 
 ▲店内の「生産履歴確認システム」の端末機を紹介する山田和宏店長

 春日井市松本町にある中部大学・応用生物学部食品栄養科学科食品栄養専攻の1年生60人が19日、同町内にある ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろばの視察見学をしました。「食の6次産業化プロデューサー」(愛称:食Pro.)を目指すためのキャリア教育が目的で、出荷者が農産物を自身で設定した価格・規格で出品できる制度を導入している同店が、食Pro.のモデル現場にふさわしいといった大学側からの思いから行われました。

 冒頭で山田和宏店長は「当店は農家所得の向上と地域農業の活性化を目的に平成27年4月に設立して、出荷者会員500名体制で毎日50名から80名の会員が出荷しております」とあいさつし、学生らを30人ずつ副店長と2班に分け、それぞれ店内とバックヤードを案内しました。

 店内では桃やぶどう、卵のジェラートやイチジクのジャムなど出荷者が生産・加工し店頭で販売している加工品や、消費者への安全・安心の提供のため商品のバーコードラベルを専用端末にかざすと生産履歴が表示される生産履歴確認システムを 解説。バックヤードでは、出荷者が価格などを入力して出品物に貼るバーコード発行端末機を紹介した店長は「出荷者たちはお互いの出品物を見て〝なぜこの規格でこの価格なのか〟を考え、情報交換をし切磋琢磨している」と説明しました。学生らは、店長・副店長の説明を真剣に聞きながら終始メモを取り続けました。

 視察見学を終えると、店長との質疑応答の時間を設け、学生らは「JA尾張中央管外の会員もいるのか?」「会員になる条件に田畑の広さはあるのか?」など次々と手を挙げ質問し「名古屋市、瀬戸市、多治見市、可児市にお住いの出荷者もいます。田畑の広さに条件はなく家庭菜園で育てた野菜を出荷される方もいます」など山田店長からの回答も欠かさずメモを取り、より知識を深めました。

 学生の直井愛夏(なおいあいか)さん(19)は「市場と違い、自分で考えた価格・規格で出荷できるファーマーズマーケットのような制度の導入は若い世代も農業に興味を持つひとつのきっかけになり、消費者からも地元産であることに安心感を持たれ、他のスーパーマーケットとも差をつけられる」と感想を述べました。

 視察見学を担当した山本敦教授は「6次産業の〝商品の価値を消費者にどう見出させるかを考えること〟を学んでほしい」、山田店長は「将来は当JA管内の出荷者にもアドバイスのできる食Pro.に成長し、地域農業をより盛り上げていただきたい」と期待を寄せました。

 同大学では「地(知)の拠点整備事業」の一環で、地域活性化へ向け、地域と一緒に現場で解決策を考える取組みを行っており、今年3月21日にJAと「包括的連携協定」を締結しています。

 
 ▲店頭で販売している商品や加工品などを説明

▲バックヤードでは「バーコード発行端末機」の紹介 

 
 ▲視察見学後、山田店長に質疑応答をする学生ら
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