警察とＪＡ職員が協力 特殊詐欺防止キャンペーン

［2017.06.15］

声を掛けるＪＡ職員と警察署員

本店でもチラシを配って注意喚起

ATMの前での呼び掛け

　高齢者を狙った特殊詐欺被害を未然に防ごうと15日、年金支給日に合わせて、管内の関田支店と本店で組合員や利用者へチラシの配布や声掛けにより注意喚起を行いました。特殊詐欺の撲滅に向けた取り組みで、県下ＪＡ・信連、愛知県警察、東海財務局の３者合同による特殊詐欺防止キャンペーンの一環です。

　愛知県警察の統一キャッチフレーズ「オレは誰？」と書かれたチラシを配布しながら一人一人に呼び掛けました。

　春日井警察署生活安全課の近藤猪智朗警部は「まだ振り込め詐欺なんかあるのと思っている人が狙われる。詐欺の具体的手口を知ってもらい、詐欺を見抜く力を身につけてほしい」と話しました。

　関田支店の友松純平支店長は「詐欺についてよく知ってもらって、１件でも被害に遭う方を防ぎたい。これからも組合員・利用者が被害に遭わないように呼び掛け、お客さんを守っていきたい」と意気込みました。

　チラシを受け取った女性は「友人が２人、振り込め詐欺の被害に遭った。自分には起こらないと思わずに注意していきたい」と話しました。

　愛知県内の被害は全国でもワースト上位。春日井市、小牧市ともに昨年より被害件数は減少していますが、今年５月末までで春日井市は被害が23件（うち還付金等詐欺14件）、小牧市は被害が5件（オレオレ詐欺3件・架空請求2件）です。