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【1月】野菜の保温資材

[2017.01.01]

●小嶋富士雄営農技術指導員

 新しい年となり、また栽培計画をたてる時期となりました。市販の「野菜栽培こよみ」等を利用して、あまり無理のない菜園計画を作成しましょう。
 今月のテーマは保温資材です。保温資材にはトンネル栽培に利用するポリエチレンフィルムやビニールフィルムを始め寒冷紗やべたがけ資材等があります。保温資材は作物の栽培可能期間を延ばしてくれます。たとえばホットキャップやトンネル資材を利用することにより、10日から15日早くトマトやナスの栽培が可能となります。また先月にお話したように、保温に限らず病害虫の被害防除資材としても有効です。保温資材を上手に使って少し早めに家庭菜園を楽しんで下さい。

ホットキャップ
 春先にカボチャやスイカ等果菜類を定植する場合に利用します。価格が安価で簡単に設置できるのが特徴です。
 ホットキャップの場合、定植後植物が生長し、新芽が頭についたり気温が高くなったら徐々に頭の方から穴をあけていきます。

図1 ホットキャップ

トンネル
 トンネル栽培には用途によって色んな資材が用いられます。保温による萌芽促進や生育促進、寒害防止などが期待できます。
 春先に用いられるのは主に、ビニールフィルムかポリエチレンフィルムです。ポリエチレンフィルムは保温性がやや劣りますが、安価でべとつかないので一般的にはポリエチレンフィルムをトンネル資材として用います。ただし、霜に対してはほとんど効果がありませんので、霜の降りるような時期には保温性に優れたビニールフィルムの方が良いでしょう。ビニールフィルムはトンネル内の温度が上がりやすいので注意が必要です。
 また気温が暖かくなるにつれ換気が必要ですが、すそを図2のようにすこしずつ開けるのがよいでしょう。
 なおポリエチレンフィルムには穴あきもありますので、少し気温が上昇してから種まきするものには、こちらの方が便利です。

図2 トンネルの換気方法

マルチ
 マルチには、①地温を上げ、生育を促進する、②雨による泥の跳ね上げを抑え、果実等の汚れや病害の発生を少なくする、③雑草の発生を回避する等色んな効果があります。また種類も黒マルチだけでなく、透明マルチ、白黒マルチ、シルバーマルチ、グリーンマルチ等があります。雑草押さえなら黒マルチかグリーンマルチが良いでしょう。それぞれの性質を知って有効に利用して下さい。

べたがけ
 べたがけは冬や春先のまだ寒い時期に保温と防風を兼ねて実施します。やり方は簡単で、畑で野菜の上を直接不織布や寒冷紗で覆い、風で飛ばされないように周囲や所々をしっかり押さえて終了です。なおダイコン等を早播きする場合、トンネルやハウス内に不織布をかぶせて初期生育を促進させる方法もあります。
 なお不織布は商品名として「タフベル」、「パオパオ90」、「パスライト」等の名称で販売されています。

 トンネル等保温資材で覆われても、夜間はほぼ外気温と同じ温度になりますので気をつけてください。

今月収穫する主な野菜

  • ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろば
  • ウキウキポイントカード
  • ぐぅぴぃひろばチャンネル
  • ローン相談センター
  • 広報担当者の部屋
  • 営農技術指導員の紹介
  • 会報誌「ふれあい」
  • Aコープ高蔵寺店お買い得品チラシ
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