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【2月】野菜の連作障害

[2017.02.01]

●小嶋富士雄営農技術指導員

 植物はつくづく正直なものだと思います。我が家のビニールハウスで育てている春キャベツの苗は、本葉2枚弱ですが、寒い日の朝はやや黒ずんだ葉を垂れて寒さに耐えています。10時ごろになり日が出てくると葉をピーンと張り、色も普通に戻り、頑張るぞという状態にもどっています。
 さて今月のテーマは「連作障害」です。いろんな野菜に連作障害は発生します。さきほどのキャベツも連作すると、「根こぶ病」や「萎黄病」といった 連作障害が発生する恐れがあります。また特に連作障害が発生しやすいのがエンドウの類です。

1 主な野菜の分類
 野菜の栽培計画をたてるとき、忘れてならないのは、連作障害です。野菜の中には、同じ科の野菜を連続して栽培すると、著しく収量が減少したり、生育不良になるものがあります。代表的な野菜のグループ分けは第1表のとおりです。

第1表 主な野菜のグループ分け

2 連作障害の発生しやすい野菜
 第2表に連作障害の発生しやすい野菜と発生しにくい野菜を示しました。発生しやすい野菜は第3表に示したように1年から5年以上間隔をあけることが必要です。ナスやトマトなど果菜類では、接木や抵抗性品種の利用によりある程度連作障害を回避することが可能です。しかし連作障害が発生しにくい野菜でも、毎年同じ場所に栽培するのではなく、時々栽培場所を変えることが必要です。
 ナス科作物やウリ科作物は作物名が異なっていても(例:ナス、トマト、ピーマン、ジャガイモ)、同じ科の作物なので、連作障害が発生しやすいので注意してください。

第2表 連作障害の発生しやすい野菜

第3表 主な野菜の種類と輪作年限

3 健康な野菜づくり
 水耕栽培や植物工場ではそうではありませんが、通常の栽培では土壌条件が出来、不出来に大きく左右します。健全な土壌は良い野菜作りの必須条件といっても、過言ではありません。そのため、土作りが極めて重要となってきます。良い土壌とは、①排水・通気とも良い、②保水力がある、③肥料分に富む、④土壌酸度が適正である、⑤病害虫が少ない土壌をいいます。そのために第1図にあるように、土壌を望ましい三相分布にすることが必要です。皆さんも堆肥や有機質資材、石灰などを使い自分の畑の土壌改良を行ってはいかがですか。
 なお土作りに関しては、後日機会を見てお話したいと思います。

第1図 土壌の特徴

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