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ポットフラワーアレンジ(PFA)の管理~逆L字型~          

[2022.03.01]

●営農技術指導員 大澤梅雄●

質問
 近々、遠くに住む友達が家に来ます。花を使って歓迎の意を表したいのですが、何か良い方法はありませんか。

回答
 暖かくなるにつれグリーンセンターの売り場には花苗が数多く並ぶようになりました。この花苗を使ったポットフラワーアレンジメント(以下PFA)はいかがでしょうか。
 PFAは「寄せ植え」とは異なり、土を使わず、苗を抜かず、購入したままの姿で花苗をアレンジするものです。今回は中でも少々変わったアレンジを紹介します。
 なお、5月に桃花台グリーンセンター店頭で実演を行う予定です。

1 PFAの特徴
 土の代わりに軽石やインテリアバークなどを使ってポット苗を固定するので、手や服を汚しません。また、苗をポットから抜かないので手早くアレンジできます。寄せ植えと決定的に違うのは、アレンジの目的(今回は「歓迎」)を達成すれば即分解して、花壇や育成鉢など別の場所で楽しむことができます。

2 準備する物
(1)資材
 a: コンテナ(直径3cm、高さ20cm)
 b: 軽石(大粒)
 c: インテリアバーク(大)
 d: 箱(発砲スチロール製40×30×20cm)

(2)花材
今回使用した花材を紹介します。
 a:ツルバキア(白斑入りの葉で花茎長50cm)3号2鉢
 b: スカビオサ(「アメジストピンク」花茎長25cm)3号2鉢
 c: ペチュニア(「湘南ベルデ」八重咲で草丈10cm)3号4鉢
 d: ユーホルビア(「ダイヤモンド・フロスト」花茎長30cm)3号1鉢

3 アレンジの手順項
(1)アレンジを開始する1時間前には、ポット苗に水をやっておきましょう。                        
(2)主役の花をツルバキアとし、コンテナの右端に置き逆L字型にアレンジします。
(3)鉢の縁からツルバキアの花の頂点までが50cmとなるようコンテナに軽石を入れていき、鉢を固定します。
(4)準主役の花をスカビオサとし、スカビオサの花茎が水平になるようにツルバキアの鉢側面にスカビオサの鉢を置きます。スカビオサの鉢がコンテナの縁から上に出ると見苦しいので、出ないよう高さ調節し、軽石で固定します。
(5)これで逆L字の骨組みができました。
(6)L字の線で囲まれた空間をユーホルビアの小さな花で埋めます。花の頂きが鉢の縁から25~30cmの高さになるように軽石で固定します。
(7)ユーホルビアの花よりもさらに下にくるよう、つまり脇役(根締め)としてペチュニアを配置します。
(8)これで花材の配置がすべて終わりましたが、花苗が入っていたポリポットの縁や培土の表面が見えるかどうかを今一度確認し、見えるようであれば軽石やインテリアバークなどを使って隠しましょう。
(9)これで、アレンジは完了です。

4 管理
主なかん水方法には二通りあります。
(1) 上部かん水
 鉢の上に乗せた軽石やバークを取り除いて、一鉢一鉢上からかん水します。

(2)底面給水
 準備した発泡スチロールの箱にコンテナごと入れて、水を張ります。コンテナの底から水を吸わせることによって、自動的に各鉢底にも水がゆきわたります。


▲逆L字型のポットフラワーアレンジ     

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