
加工品増え、地元特産品PR拡大 桃の花花火大会
[2019.04.27]
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▲なめらかプリン(左)、黄桃のジェラート(中)、ぶどうのジェラート・ジャム・バター(右) |
毎年4月末頃に小牧市で開催の「桃の花花火大会(2016年から当JAも協賛)」では、同年から続けて小牧市の果樹農家2戸がそれぞれ開発した特産品使用の農産加工品を販売しており、27日に開かれた今年の同大会では新たに同市の畜産農家1戸が参加し、開発した畜産加工品を販売しました。
名古屋コーチン畜産農家・河瀬秀哉さん経営の河瀬養鶏は「なめらかプリン」を、桃栽培農家・山田利宏さん経営のヤマト果樹園は自園で発見された新品種黄桃・こまきゴールド(品種登録出願中)を使った昨年4月開発の「黄桃のジェラート」を、ぶどう栽培農家・鈴木翔太さん経営の鈴木ぶどう園は一昨年4月開発の「ぶどうのジェラート」、昨年4月開発の「ぶどうジャム」「ぶどうバター」をそれぞれ販売しました。現在、各ジェラート、ジャム、バターは当JA産直店でも常時販売されています(※商品によっては取り扱ってない店舗もございます)。
「なめらかプリン」は、河瀬養鶏で養鶏した名古屋コーチンの卵黄をプリン1個に対し卵約1.5個分使用。1個(約90ml)350円で販売しました。濃厚な卵黄により食感もまろやかで甘さが引き立ち、卵黄の色の濃さもプリン生地に反映しており、クリーミーな味わいです。
2016年9月に同鶏卵使用のジェラートを開発し、量産製造を依頼した加工会社からの提案で、昨年11月頃から開発を始めました。12月頃に完成し同養鶏場の直売所で販売を始め、最初に生産した50個は1カ月足らずで完売しました。現在も直売所で常時販売しており、パッケージのデザインも製作中で、当JA産直店での直売も検討しています。
河瀬さんは「プリンは季節にとらわれず食べてもらえるので、小牧市が名古屋コーチン発祥の地であることを、四季を通してアピールできる」と期待を寄せました。
山田さんは「小牧・春日井を繋ぐ道路沿いに私たち桃農家の畑が広がり、開花時期にはより綺麗な景色になるよう自分の畑の道路側に花桃を植えている。加工品以外にも地元産桃PRに励んでおり、産地の維持と新規参入の促進にも繋げたい」と意気込みを話しました。
鈴木さんは「農産加工品をきっかけにぜひ、私たちの農園に足を運び、地元特産品そのものの美味しさを堪能してほしい。丹精込め育てた自信のある品を提供します」と呼び掛けました。
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▲なめらかプリンや鶏肉で名古屋コーチンをPRする河瀬養鶏のブース |
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▲黄桃のジェラートで地元産桃をPRするヤマト果樹園のブース |
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▲ぶどうのジェラート・ジャム・バターで地元産ぶどうをPRする鈴木ぶどう園のブース |
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▲これからも打ち上げ花火のように盛大な地元特産品PRに取り組みます |