大切なのは土づくり 秋冬野菜栽培講習会
[2019.08.30]
農業振興部営農指導課は30日、産直部会員を対象とした秋冬野菜栽培講習会を本店で開き、43人が参加しました。産直部会員の良質な野菜の生産力向上が目的です。
今年度の同会員対象の野菜栽培講習会は、本店と不二支店の各店で4月・7月・8月、本店で11月、不二支店で翌年3月と計8回開催予定で、春夏・秋冬・春採りの各野菜栽培、土づくり・病害虫防除を講義します。
同講習会開催の告知は、開催2週間前に、当JA産直4店舗(グリーンセンター3店舗、ファーマーズマーケット)のバックヤードに募集チラシの掲載と、部会員の携帯電話に出荷品の売り上げ状況などをお知らせする県域産直システムのメール配信により行います。
この日は、当JAの磯部隆之営農技術指導員から『秋冬野菜の播種適期、野菜別の栽培管理、代表的な病害虫・連作障害の対策、秋冬の季節に合った土づくり』などの説明がされました。
磯部指導員は「土づくりに牛ふんや鶏ふんなどの動物性堆肥(たいひ)を利用する方がほとんどだと思います。加えて、植物性堆肥で樹皮等を含むバーグ堆肥などを併用することで、ふかふか効果や保肥力の向上につながります。また、秋冬野菜の生長に欠かせない肥料ですが、冬場はあまり気温が上がらず肥料の効きが遅くなります。“ホウレンソウの生長が悪い”という場合には、速効性のある尿素・硝酸入り化成を利用するなど、肥料の使い分けが重要です」とアドバイスしました。