
こんにちは産直さん

田中 義樹(たなか よしき)さん 小牧市下末
栽培面積
50a
出荷店舗
グリーンセンター春日井中央店・桃花台店
食文化の基軸となる「農業」に携われてしあわせ
春日井市下市場町ご出身で7人兄弟末っ子の義樹さん。ご両親が田んぼや果樹を栽培されていたので、幼少期からご兄弟揃って畑仕事を手伝われていました。60歳で退職された後、奥さんと夫婦二人三脚で毎日農作業に励まれています。桃をメインに栽培され、現在は20aの畑で『日川白鳳』や『みさか白鳳』『愛知白』など約10品種を手掛けられています。
桃のシーズンは、朝3時過ぎに起床してそのまま桃畑へ直行し、5時半頃まで収穫します。収穫した桃は、自宅選果場で選別、パック詰めしていきます。ひとつひとつ袋をめくりながら色味を確認して、十分に糖度がのった桃を収穫するよう心がけています。見た目がキレイな状態で消費者のもとに届くように、手跡がつかないように丁寧に扱います。
こだわりは土質。桃の樹には弱酸性の土が適しているため、酸性が強い赤土には黒土や木くずや藁を混ぜてpHを調整します。また、その土地が昔どのように形成されたかを調べ、水はけが良し悪しで、植えつける野菜を考えられています。
農業を続けてよかったことについて伺うと「家族そろって食事ができることは一番大切なこと。食文化の基軸となる“農業”に携わることができて本当にしあわせ」と優しい笑顔で話してくださいました。
(JA尾張中央 広報誌 ふれあい2019年8月号「農の現場から」掲載)