こんにちは産直さん
安藤 定雄(あんどう さだお)さん 豊山町豊場
栽培面積
約15a
栽培作物
イチジク・柿・みかん
出荷店舗
グリーンセンター味美店
こころに余裕をもった畑仕事を
「畑仕事はたくさんある趣味の中のひとつ。他の趣味を楽しみながら、畑仕事に励むとこころに余裕をもって作業ができる」話す定雄さん。退職後、自由な時間を有効活用しようと、先代の畑仕事を受け継いで農業を始められました。豊場と小牧市野口にある畑でイチジクをはじめ、みかんや柿を栽培され、グリーンセンター味美店に出荷されています。
野菜は出荷されていませんが、お孫さんが自分で収穫して楽しく野菜を食べられるよう、野菜栽培にも力を入れています。苗を定植して手作りの行燈(フリガナ あんどん)で囲い、風で若い苗が倒れることを防ぎます。強い苗作りをすると虫があまり寄りつかず、農薬散布を最小限に抑えることができるそうです。
イチジクの収穫が始まる7月は、朝5時に起床してすぐ畑に直行し、作業に励みます。朝採りしたイチジクをひとつひとつ傷がつかないよう丁寧にパック詰めし、グリーンセンターに出荷します。新鮮で甘いイチジクをお客様に届けるため、朝採りにこだわり、品質が良いものが収穫できたときには記録を残し、来年も甘いイチジクを届けられるよう努力されています。
「先代が守り続けてきた畑を大切に、これからも趣味の一つとして畑仕事を楽しみたい。これから野菜もイチジクも大変な時期に入るが、美味しいものを届けるためにも自分が余裕をもって畑仕事に努めたい」と笑顔で話していただきました。
(JA尾張中央 広報誌 ふれあい2019年6月号「農の現場から」掲載)