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こんにちは産直さん


松浦 宏(まつうら ひろし)さん 小牧市本庄

出荷店舗
グリーンセンター桃花台店・春日井中央店

計画作付けに参加してから栽培する野菜の幅が広がった

 「四男の自分が親父の田畑を受け継ぐとは思っていなかったが、今考えると農業は自分にとって天職だと思う」と笑顔で話す宏さん。36歳から、平日は食品会社で勤務する傍ら、休日は農作業に励む兼業農家でした。15年程前に早期退職し、専業農家として奥さんの百合子さんと協力し合って日々農業に精を出されています。
 一昨年から、当JAの農業振興部営農企画課が提案する「計画作付け」に参加し、積極的に産直施設へ出荷されています。同計画に参加する前は、自分に馴染みのある野菜しか栽培していませんでしたが、営農渉外と相談したり、出荷時の消費者との会話をヒントに栽培品目を増やされました。消費者にあまり馴染みのない野菜は、特徴や食べ方などの説明書を一緒に詰めたり、店頭掲示したりと販売方法も工夫しています。
 宏さん一押しの野菜は、ヤーコン。整腸作用のあるオリゴ糖を豊富に含んでいるため、中性脂肪や血糖値を下げる働きがあるといわれています。
 栽培のこだわりは土づくり。米ぬか・もみ殻・鶏糞を合わせて発酵させた堆肥を定期的に混ぜ合わせ、常にふかふかの土で栽培できるよう心がけられています。極力農薬を使わず栽培するので害虫被害は受けますが、消費者の安全・安心のニーズに応えられる農産物を提供するため、土づくりからこだわり虫や病気に強い野菜作りをされています。
 「出荷時、お客さんから『おすすめされた野菜食べたよ』など声をかけてもらえると、とてもやりがいを感じる。これからもお客さんとのコミュニケーションを大切にしていきたい」と意気込みを話す宏さんは、今日も奥さんと夫婦二人三脚、産直店に新鮮な野菜を並べています。

 

(JA尾張中央 広報誌ふれあい2020年3月号「農の現場から」掲載)

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