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こんにちは産直さん


梶田 正人(かじた まさと)さん 春日井市下原町

栽培面積
240a

出荷店舗
グリーンセンター春日井中央店

ちょっと変わった野菜作りに挑戦

 「ちょっと変わった新しい野菜を作ってみたい」と意気込む正人さんは、16歳から家の農業を手伝い、就職してからも出勤前や休日に田畑を耕していました。現在も愛知県の嘱託職員として週4日勤務する傍ら、240aの畑で様々な種類の野菜作りに励まれています。

 正人さんの得意な野菜は白菜。毎年大量の白菜を収穫してキムチを作ります。漬け方には人一倍こだわりをもち、自作の白菜・大根・にんじん・ニンニクを、蜂蜜・リンゴ・鰹だし・昆布茶などを混ぜ合わせた特製のタレに漬け込みます。毎年100kg程のキムチを作りますが、青森や東京に住む息子さん家族、九州のご兄弟に送るので1ヶ月も経たずになくなってしまうそうです。

 野菜の他にも、パパイヤやミニバナナ、ドラゴンフルーツなどちょっと変わった南国フルーツの栽培にも挑戦しています。杏の樹を植えましたが、実が柔らかくて傷みやすくまだ出荷していないので、出荷できるようにしっかりした実を作ることが目標です。

 平成28年度から当JAの営農企画課が提案する「計画作付け」にも賛同され、積極的に新しい品種栽培に取り組まれています。目新しいものに興味がある若者向けに、今までとは色や形が少し変わった野菜を取り入れて、現在の消費者ニーズに合った野菜作りを心掛けています。

 これからの農業について「従来のように“野菜を作って売る”だけでは消費者の目に留まらない。出荷用に詰める作業でも、袋とパックでは詰めた後の見た目が全然違う。これからも中身はもちろん、見た目から美味しさが伝わるように工夫していきたい」と笑顔で話していただきました。

 

(JA尾張中央 広報誌 ふれあい2019年10月号「農の現場から」掲載)

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