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こんにちは産直さん


余語 貴秀(よご たかひで)さん 春日井市大泉寺町

栽培面積
約30a

出荷店舗
FMぐぅぴぃひろば・GC味美店・GC春日井中央店・GC桃花台店

 「ぶどう栽培に関して一から教えてくれた友人おかげで、いまの自分がいる。農業は目標をもって取り組むため、毎日充実した生活を送ることができる」と話す貴秀さん。親しくしていた友人からぶどうの栽培を学んで早15年。プログラマーの職を退いた後にぶどう栽培へ本腰を入れ10年程が経ち、いまでは計30aのぶどう畑を奥様と二人で管理しています。以前から栽培されていた品種と新しく植えた品種を合わせると、10種類以上のぶどう栽培し、早生品種は7月下旬から、晩生品種は9月中旬までJAの産直施設へ出荷しています。収穫ピーク時期には、1日に3度出荷することもあります。

 貴秀さんのこだわりは、お子様でも安心して食べられる種なしぶどうの栽培。店頭販売でのお客様との会話からヒントを得て、種なしぶどうの栽培に力を入れるようになりました。ファーマーズマーケットでは、“余語さんのぶどう”を買いに来られるお客様も多くいらっしゃいます。

 扱っている品種の中でも、無核栽培(※1)が難しいとされる『ハニービーナス』。JAの営農指導課と数年に渡り試行錯誤した結果、今年ようやく無核栽培に成功しました。次の目標は、ジベレリン処理(※2)のタイミング等をマスターし、安定した無核栽培を継続することです。

 貴秀さんの一番のお得意様は、お孫さんたち。「大好きな孫に食べてもらい、にっこり笑顔で“美味しい”と感想をもらうときが一番幸せ。これからもあの笑顔のために、産直で自分の名前を探して買ってくれるお客様のために、なおいっそう栽培技術を磨き上げていきたい」と優しい笑顔でお話しいただきました。

 

※1 無核栽培…種のない果実の栽培
※2 ジベレリン処理…無核栽培に必要な作業

 

(JA尾張中央 広報誌ふれあい2020年8月号「農の現場から」掲載)

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