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こんにちは産直さん


小椋 繁夫(おぐら しげお)さん 春日井市白山町

栽培面積
10a

出荷店舗
ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろば

消費者との交流を大切に

 「新鮮で美味しいのはもちろん、自分で“これで良し”と納得できるものだけを出荷している」と話す繁夫さん。パティシエとして働いていた経験を活かし、納得できる味を日々追及しながら農作業に励んでいます。

 夏野菜の収穫が大忙しの今の時期、朝は4時15分に起床して外之原町にある畑へ直行し、日出を待って2時間程度野菜を収穫します。『野菜は鮮度がいのち』をモットーに、朝一番で収穫した野菜をファーマーズマーケットぐぅぴぃひろばに出荷します。67歳で退職され、農業を始められました。始めは神領町の畑だけでしたが、外之原町の畑を開墾して耕作面積を広げ、地域の皆さんと協力しあいながら現在10aの畑を耕作されています。ぐぅぴぃひろばのオープンを機に、産直出荷を始められました。

 朝一で出荷を終えた後、午前中は草取りや土づくりに励みます。午後2時ごろから再びぐぅぴぃひろばに足を運び、野菜の売れ行きを確かめながら消費者との会話を楽しみます。消費者の方々と直接顔を合わせることで、自分の野菜の“ファン”作りにつなげたいと考えられています。

 年間約50品目栽培する野菜の中で、里芋は特にこだわりをもたれ、ご出身の福井県東部で盛んに栽培されている「大野のさといも」の種芋を現地から調達しています。粘りが強く煮崩れしないのが特徴で、煮物や汁物などモチモチとした食感を味わうことができます。

 「出荷を始めてから、ただ“食べれる”ものではなく、品質管理を重要視するようになった。消費者と会話できるのが、産直出荷の良いところ。これからも消費者の声を大切に、自分が納得できる野菜を作っていきたい」と意気込みを話していただきました。

 

(JA尾張中央 広報誌 ふれあい2019年9月号「農の現場から」掲載)

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