
自己改革の取組み

JA尾張中央では、平成27年度より組合員との対話に基づいて「農業者の所得増大」「農業生産の維持・拡大」「地域の活性化」を基本目標とする自己改革の実践に全力で取組んでいます。
今後も、地域から必要とされるJAであり続けるため、組合員との徹底した対話を基軸とした「自己改革実践サイクル」を着実に実践するとともに、持続可能な経営基盤の確立・強化を図り、総合事業を基本として「不断の自己改革」に取組んでまいります。
農業者の売上増加・費用削減の取組み
米の直接買取りによる売上増加
米を直接買取ることにより手数料等を抑え、買取価格を引き上げました。買取った米は、当JAの産直施設で販売しています。
加工用果実等の買取りによる売上増加
規格外等の果実を買取り、農家所得の向上に取組んでいます。買取った果実は地元企業と連携し、加工品等に利用しています。
パイプハウスや農機具等を購入する際の負担軽減のため、各種の助成を実施しています。
バックホーや小型管理機等の農機具等を貸出すことにより、初期投資やメンテナンス代を軽減し、農作業の効率化を図っています。
売上高ポイントの設定による費用削減
当JAの産直施設での年間売上高に応じて、各営農生活センターや産直施設等でのお買い物時に使用できるポイントを加算してます。
予約価格の設定(肥料・農薬)による費用削減
肥料と農薬に対し予約価格を設定することにより、販売価格の引き下げを実施しています。
経営基盤の確立・強化の取組み
信用事業における収益構造改革
安定債券の定期的購入や貸出金の伸長等、資金の運用方法を見直します。
3Q訪問活動による組合員・利用者とのつながり強化
ご契約内容の確認・見直しをすることで「あんしん」をお届けするとともに、共済金をもれなくご請求いただくため、組合員・利用者を訪問する3Q訪問活動を実施しています。
集荷中継・店舗間転送により地元農産物の取扱いを拡大します。また、近隣JAとの連携による商品の充実化を図ります。
対話・意思反映
正組合員との対話
認定農業者等への訪問や生産部会等の会合を通じてご意見・ご要望をいただき、JA運営に反映させるよう努めてまいります。
准組合員モニター制度の導入
アンケート等を通じて「地域農業を支えるパートナー」である准組合員の声を聴くことで正・准組合員が一体となったJA運営を実現します。
組合員のみなさまからいただいた主なご意見と回答
ご意見
産直施設が活性化するように売り場やイベントを工夫してほしい。
回答
各産直店舗にて、産直部会と連携した試食販売やふれあいイベントの実施、キッチンカー及び店頭イベント業者の誘致による店頭の賑わいづくりや、子供が楽しめるイベントを開催しております。また、地元農産物の端境期には全国のJAと連携して、各地の特産品の取扱いを拡大し売り場の充実に努めてまいります。
ご意見
産直出荷に関する指導を強化してほしい。
回答
果実・野菜目揃え会の実施、出荷規格目安表の配布、訳あり(キズ有等)コーナーの設置による価格帯の差別化等の取組みを行っております。営農渉外による個別相談も実施しております。
ご意見
安全安心に関する取組みを消費者に周知してほしい。
回答
生産履歴・GAP・HACCP・残留農薬検査等の取組みにつきまして、今後、産直店舗店頭・ホームページ・広報紙等にて周知させていただきます。
ご意見
現在の気候や環境に合わせた栽培指導をお願いしたい。
回答
栽培情報発信LINEや営農技術指導員・営農渉外を通じ、個別相談を受付けております。また、令和6年12月には高温に強い水稲品種「あいちのこころ」の水稲こよみを配布予定です。
ご意見
肥料・農薬の価格高騰対策を行ってほしい。
回答
年2回(12月-1月、6月-7月)肥料・農薬の予約申込を実施し、通常価格より安く購入していただける取組みを実施しております。併せて、土壌診断による適切な施肥指導を行い過剰散布の抑制に取組んでまいります。
ご意見
農産物の販売強化に取組んでほしい。
回答
加工用果実の買取りや、学校給食への販売に取組んでおります。産直店舗では、計画作付野菜シール等の添付によるPRやPOP及び料理レシピの掲示等、更なる販売強化に向け取組んでまいります。
ご意見
農地を借りたいがどうしたらいいか。
回答
各営農生活センターにて貸手と借手のマッチングを行い、農地中間管理機構を活用して貸借を行っております。お近くの営農生活センターまでお気軽にご相談ください。
JA尾張中央の自己改革に対するご意見をお待ちしています。