セイロンティー・・・ではなく セイロン瓜の収穫
[2020.08.18]
豊山町の喫茶店「マルシャン」のオーナー岡島良次さんから「長さ1mを超える瓜(ウリ)が採れたよ」とご連絡をいただき、取材へ伺いました。
8月18日現在、今年一番長く生長したものは1.06m。ひょろひょろと、上からぶら下がっているこの正体は「セイロン瓜」(ヘビウリ)と呼ばれるウリ科の植物(野菜)です。長く生長する品種の場合、1mほどまで伸び、薄い緑色の表皮に濃い緑・白の縦じま模様が特徴です。
10年程前から三重県鈴鹿市内の商工会議所・学校・JAなどが連携し、セイロン瓜を鈴鹿の新野菜として全国に発信するプロジェクトが行われています。プロジェクトは、スリランカ出身で鈴鹿国際大学のアーナンダ・クマーラ教授(現 名城大学教授)を筆頭に活動しています。
クマーラ教授は6月下旬、喫茶マルシャンにて豊山町民向けの『セイロン瓜 プチ講習会』を行いました。昨年は、セイロン瓜の栽培に興味を持つ方を集め、名城大学でのセミナーを開催するなど、普及活動に努めています。
クマーラ教授が豊山町へ足を運んだ際、偶然にも教授がPRしているセイロン瓜が栽培されていることを知り、ひょんなことから岡島さんも栽培をすることになったそうです!
(有)アグリ尾張中央が以前、栽培したセイロン瓜をグリーンセンターへ出荷したところ、出荷分は完売だったという話もあります。尾張中央管内では、アジア圏出身の方も増えてきているので、今後需要が高まる野菜かもしれませんね。