トビイロウンカの影響で坪枯れ発生
[2020.10.14]
下市場営農組合の組合員さんから情報をいただき、トビイロウンカ(害虫)による坪枯れが発生している田んぼを取材をしてきました。
被害にあった田んぼは、ミステリーサークルのような円形の枯れ地が広がっていくのが特徴で、これを「坪枯れ」と呼びます。
組合員さんは「梅雨が長引いた後、高温と晴れ間が続いたことにより、トビイロウンカが増殖し易い状態になったのでは?」と、今回の状況について説明してくださいました。
今年は西日本を中心に、トビイロウンカによる被害報告が多発。気候の他に、外国から飛来してくるウンカの量が多かったのも原因の一つとされています。
トビイロウンカが発生した田んぼを放置しておくと、坪枯れが広がり収穫量が大きく減少します。稲刈りを前倒しする事で少しでも被害を防ぐ事が出来ますが、実りきっていない田んぼではいずれにしても収穫量の減少が懸念されます。