猛暑がくれたもうひとつの奇跡
[2018.08.27]
▲ 太陽の照りつける猛暑の空に向かうように咲くサトイモの花々 |
小牧東部営農生活センター管内の組合員・今枝弘次(ひろつぐ)さんから「サトイモの花が咲いた」と連絡があり、早速写真を撮りに伺いました。
今枝さんは約50年間、農業に携わっており、現在も春夏秋冬と四季に応じて各旬の野菜を一通り栽培されています。
「これまで野菜作りを続けてきて、自分の育てているサトイモに花が咲くことは初めて。こんなことは夢にも思わなかった」と話されます。
全部で4輪咲き、残念ながらその内2輪は枯れてしまったそうですが、立派なものでした。
一昨日は1輪だけ蕾が少し開いていたようです。
サトイモは、原産地が熱帯地方で、5度以下の低温に弱く、生育適温は25度~30度の熱帯性植物だそうです。
高温・多湿・多雨の条件が重なり、生育の良いものでなければ着果しないそうで、日本で開花することは珍しいそうです。(ネット調べ)
今年の夏は約40度の猛暑が続き、少雨でした。
当JA管内では、このような天候が続いた影響で桃の木からバラが咲いたこともありました。この現象は異常な暑さが続いたことによりバラ科サクラ亜科サクラ属の桃に先祖返りが起こったのではないかと考えられます。(トピックス記事2018年8月3日参照)
今枝さんのサトイモも、長年の丹精込めた栽培に今年の猛暑が影響を及ぼして見事、開花を成し遂げたのではないのでしょうか?
ちなみにサトイモの花言葉は、「繁栄」「愛のきらめき」「無垢の喜び」だそうです。
長年に渡り現在も野菜作りに励まれている今枝さんの野菜畑には、この3拍子がそろっているのかもしれませんね(^^) (O)
▲2輪枯れてしまい全部で4輪も咲いたという珍しいサトイモの花 |
▲咲いている様子がまるでモニュメントのようで芸術的なサトイモの花 |