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ハボタンの管理~追肥~

[2021.09.01]

●営農技術指導員 大澤梅雄●

質問
去年のことです。色づいた葉が再び元の緑色に変ってしまいました。ハボタンを作ってまだ日は浅く初めての経験ですので、その原因を教えてください。ちなみに肥料は10月に施しました。

回答
 ハボタンの葉が色づいたにもかかわらず、元の緑色に変化することを再緑化といいます。当グリンセンターが仕入れた鉢植えハボタンの中にも再緑化したものが見られました。さらには、抽苔したものまでありました。これだけひどい再緑化はかつてない現象でした。
 なぜ、こんなことになったのか、その原因と注意点について記します。

1 去年(2020年)の名古屋の気候
初霜は12月10日でした。平年値(1991-2020)が11月30日ですのでかなり遅れたことになります。また、8~12月の平均気温を見ますと長期にわたり平年値を超えたことから、去年は暖冬傾向でした(図)。

2 ハボタンの葉色変化
(1)気温
 一般的に、平均気温が15℃を切ると葉は急激に色づきますが、色づいた後、気温の上昇が続くと、元の緑色に戻ってしまいます。
 去年の葉ボタンをご覧ください(写真)。外周の白色帯の内側の葉は白に緑色が混在しています。これが再緑化です。しかし、中心の葉は緑色がなくなり白色(新葉は黄色みを帯びる)にもどっています。
 一方、気温についてはグラフをご覧ください(図)。11月上旬になると例年どおり気温は15℃以下になったものの、11月中旬は下がるどころか3.4℃も上昇して15.8℃になったのです。11月下旬以降は再び15℃以下で推移しました。
 葉色の変化と気温の推移とを考え合わせると、通常の緑の葉は11月上旬から15℃以下の温度に遭遇したことにより白色に色づき、11月中旬の気温上昇で再緑化し、11月中旬以降は15℃以下に低下したため、中心部は再び白色の葉となったのではないかと思われます。

(2) 肥料
 昔から肥料を遅くに施すと色がぼけるといわれています。去年は10月に肥料を施されたようですが、発色する時期の追肥は再緑化を助長させます。今年は9月中下旬に施すようにしましょう。そして、肥料は速効性のグリーンアタックS480を30g/m2施す程度にしましょう。

(3)遮光
 遮光は緑化を促しますので、暑いからといって遮光をするのは厳禁です。

▲図 2020年の平均気温と平年値(1991~2020年)

▲写真 再緑化した葉ボタン(2020年12月9日撮影)             

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