家庭で楽しむフルーツフェア
[2024.09.01]
●はじめに
最近、飲食店・洋菓子店・コンビニなどでも、果物狩り・食べ比べののぼりやチラシを見かけるようになりました。
産直店舗では加工品向けの果実を出荷されている方もいます。それらを使って家庭でフルーツフェアを楽しんでみてはいかがでしょう。
材料を一から揃えたり、市販品からバージョンアップしたり、取り組みやすいところから始めましょう。
後片付けまでが料理です。
難しい定義や詳しいレシピは、ネットにお任せします。レシピを間違えると新しいスイーツができるかも知れませんね。
●注意すること
アレルギー表示義務のある食品28品目には、小麦粉・ゼラチン・そば・たまご・乳・落花生などが、果物にはアーモンド・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・クルミ・バナナ・モモ・リンゴがあります。
また、イチジク・キウイフルーツやパイナップル・マンゴーのようなタンパク質分解酵素のある生果を利用すると、ゼラチンがうまく固まりません。
●アイスクリーム
やわらかいとソフトクリーム、かたいとカチコチアイスです。プリン、果物を加えるとパフェになります。
旬の果物を砂糖と水で煮て、ミキサーなどに掛けた後冷凍するとシャーベットに変身します。生果は長期保存には不向きですが、シャーベットとして冷凍すれば長期間楽しむことができます。
●かき氷・フラッペ
本格的には、凍らせた果物をシャカシャカおろし金で削ったり、生果を入れたり、果汁や甘いお抹茶をかけたり、あんこ・ういろう・わらび餅を忍ばせたりといろいろ工夫されています。
●クレープ・パンケーキ・ワッフル
生クリームやアイスクリーム・ジャム・はちみつ・果物などをのせたり、はさんだりして召し上がれ。手軽にするならホットケーキミックスを利用します。
●ケーキ
焼かないとレア、焼かれるとベイクド、生クリームを塗って果物をのせたり挟んだりするとデコレーションになります。パウンドケーキなら、等量の粉・砂糖・バター・卵に、ほどほどの生果や乾燥果を加えて、あとはオーブンさんにお願いです。
●大福
フルーツを丸ごと大福に入れる豪華です。ぶどうやみかん、いちごなどの触っても崩れにくくジューシーなフルーツが使用されているイメージです。
白玉粉・餅粉に砂糖や固くならない材料(豆腐・トレハロース)を混ぜて作ります。白玉粉の方が固くなりにくいみたいです。安直なら、出来合いの大福餅に果物を挟みます。餃子の皮でもそれらしくなります。
●パン
例えば、魚の形に焼き上げて、鱗を果物でかざります。節句や物日に合わせて、形や材料を、いろいろ工夫してください。フルーツサンドなら、萌え断に挑戦です、うまくいくでしょうか。
▲娘さん(ポポー:㊨)「おかあさん、私のはちょっと小さいよー」
お母さん(みかん:㊧)「そんなことはござらぬ、目の錯覚でござるよ」
●ちょろっと一言:鬼まんじゅう●
全国的にはマイナーかもしれません。
名古屋なら「梅○花堂」、どこそこでは「○○屋」のように各地に本家・元祖があります。サイコロに刻んだサツマイモにホットケーキミックス(昔ならメリケン粉)、牛乳を入れてほどよく混ぜて、クッキングシート(昔なら、ぬれ布巾)に落として蒸したら出来上がりです。
リンゴやレモン・ドライフルーツ・はちみつ・シナモンなどを混ぜるとスイーツに格上げです。
▲イモねいちゃんず 鬼まんじゅうを食べて、立派な「イモねいちゃん」になりました。
▲鬼まんじゅう屋さん:本家(㊧)と元祖(㊨)の戦い、中央は両者を宥める本物の鬼。
▲はーい、コーヒーできました
左から「さとう」「かとう」「びとう」「むとう」研修生の「いとう」です。
●ちょろっと一言:アレルギー表示義務品目
新たに「くるみ・クルミ・胡桃」が仲間入りです。オレンジはだめなのに、ミカンは大丈夫とか、花粉症の人は果物アレルギーになりやすいとか、ブドウのように指定されていないからといっても、症状がでるとか、アレルギーの世界もなかなか奥が深いですね。
左上から:バナナ・アーモンド&カシューナッツ・クルミ
キウイフルーツ・オレンジ・リンゴ・モモ