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家庭果樹の品種選び

[2020.10.01]

 

▲今月の一枚🍎🍑🍇

 

●営農技術指導員 須崎静夫●

1 品種選びのポイント
グリーンセンターや種苗店、種苗カタログや、webサイトなどで、好みの種類・品種を選んでください。
ブドウ、イチジク、ミカン、中晩生カンキツ類、ザクロなどは、1本だけでも実が成る性質(単為結実性や自家親和性)があります。これに対し、ウメ、モモ、スモモ、ブルーベリー、ナシ、リンゴなどの品種の多くには、花粉がなかったり、あっても自分の花粉では実の成らない性質(自家不親和性)があります。
実つきを良くするためには、自分の花粉だけでも実の成る品種(自家親和性)を選んだり、花粉が多く親和性の高い他の品種を近くに植えたり、人工授粉に努めたりしましょう。
1本の台木に交配親和性の高い2品種を接いだ苗木が販売されていたら、利用すると良いでしょう。1本の樹に違う品種を高接ぎすることもできます(図1)。

▲図1

2 苗木の植えつけ時期
ナシやリンゴなどの落葉果樹類は、休眠期間中の11月から3月までが適期です。ビワやミカン、中晩生カンキツなどの常緑果樹類は、寒さが緩んで発芽する前の3月が最適で、葉が硬化した頃の6月と10月にもおこなえます。

3 植えつけ準備
日当たり、水はけの良いことが、おいしい果物づくりへの早道です。露地植えでは、植えつけ準備を2週間前までにおこないます。植えつけるところへ植穴を掘り、掘り上げた土壌に対して2~3割程度の完熟たい肥、または、腐葉土(目安は5~10kg/㎡)と苦土石灰、ようりんをそれぞれ200g/㎡程度入れ、良くかき混ぜ、いったん埋め戻し、土をなじませておきます。肥料は入れません。できるだけ深く(30~50cm)耕します。ただし、ブルーベリーは、酸性土壌を好むため、苦土石灰などのアルカリ性資材は施用しません。完熟たい肥や腐葉土のかわりに、酸性の強いピートモス(pH無調整)を培養土の3割程度混ぜると生育が良くなります(図2)。

▲図2

4 植え付けの実際
苗木(根巻き)を入手したら、傷んだ部分を取り除き、接ぎ木テープを外し、しばらく根の部分を水につけておきます。苗木の根鉢より2回りくらい大きめの穴を掘り、浅植え、深植えに注意し、地際部が地表面に合うように植えつけます。
ポット植えの苗木は、ポットから抜いてそのまま植え付けます。根がびっしり回っている場合には、根鉢を少しほぐしてから植えつけると活着が良くなります。
植えつけ後は、たっぷりとかん水して、ワラを敷き、支柱を立てて、結束し、充実した部分まで、1/3程度切り戻します(一部、順不同です)。苗木に花や果実が着いていたら、摘み取りましょう。品種名を書いたラベルを付けておくとわかりやすいです(図3)。

▲図3

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