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松竹梅の管理~植替え(3)~

[2022.01.17]

●営農技術指導員 大澤梅雄● 

質問
 松竹梅盆栽の寄植えを作ってみましたが、その後はどのようにすればよろしいでしょうか。

回答
1 管理
 作品の美しさをいつまでも保つためには土の中の水を切らさないことです。
そこで、土壌水分と生育反応について種類ごとにまとめてみました。
①マツは乾燥に強く、長期間耐えることができますが、限界を超えると落葉が始まります。
②ウメはマツよりも乾燥に弱く長期の乾燥は枯死に至ります。乾燥の影響はまず蕾に現れ、未開花のまま落蕾します。
③コケは花材中最も乾燥に弱いので、絶えず水を与える必要があります。
④ナンテンはウメに次いで乾燥に弱く、乾燥害は落葉です。
⑤フクジュソウは比較的乾燥に強いものの、乾燥が続くと蕾は開花しません。
⑥ハボタンは乾燥に比較的強い方です。
⑦その他では、チゴザサの乾燥害は落葉、ヤブコウジは落果です。
 松竹梅の寄植え盆栽の水やりには二通りの方法があります。一つ目は株元へ鉢穴から水が出ない程度に水を注ぎます。二つ目は霧吹き器で蕾や実、あるいは葉に水を吹きかけます。特にコケに対しては頻繁に行ってください。
 室内の乾燥程度にもよりますが、飾り始めて7日間程度であれば注水せずにすみますが、15日間飾るのであれば土の乾き具合を見て適宜行います。また、霧吹きは飾り始めから終わりまでを通してこまめに行うと良いでしょう。

2 片付け
 一般的には松の内が過ぎたら片づけますが、まだフクジュソウは蕾のままだと思います。縁起物ですので咲かせて十分観賞してからでも遅くはないでしょう。開花は温度にもよりますが2~3月頃になるのではないでしょうか。
 松竹梅の寄植えは時間の経過とともに姿・形が変わりますので、来年も同じ作品を飾ることはできません。十分観賞したら寄植えを解体して、単鉢に植えなおして育てて下さい。


▲写真 名古屋流松竹梅寄せ植え作品例

 

 

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