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熱帯果樹を育てよう②(パパイヤ・マンゴー・バナナ)

[2021.06.01]

●営農技術指導員 須崎静夫● 

 熱帯果樹の第2回です。パパイヤ、マンゴー、バナナともインドが世界一の産地です。「青パパイヤ」は野菜に分類されます。担当者の立場上、果物になるまで育ててください。
 マンゴーは、宮崎県の「太陽のタマゴ」が有名ですが、生産量1位は沖縄県です。

●育て方の概要
 3種類とも栽培方法は、ほぼ同じです。鉢植えが良いでしょう。市販の鉢植えからも育てられます。
冬越しは最低気温10℃確保を目標に、暖かいところへ置いてください。施肥は生育に合わせ、例えば、IB化成を4月から10月まで1か月おきに、鉢の号数分(5号鉢なら5粒)与えます。かん水は、生育期間中なら鉢の表面が乾いたらたっぷりと、冬越し中は控え目にしてください。ハダニ類が発生することがあります。
 また、枝葉や果実の切り口から出る樹液や乳液には、かぶれやすいので注意しましょう。

●品目の選定
 購入苗からでも育てられます。食料品店、種苗店、グリーンセンターやWebから好みのものを選んでください。種まきには種まき培土を、栽培には培養土を使用します。

●パパイヤ
 最近はあまり見かけなくなりましたが、半分に割ると中から金平糖の様な、ウイルスを絵に描いたような黒い種子がびっちり出てきます。まけば簡単に発芽します。根が少なく、あまり移植を好まないので、小さな鉢に少しずつまくと良いでしょう。発芽後は、生育にバラツキが見られるので、好みの株を育てましょう。芽が出た頃に、立枯病のようにバタッと枯れたり、うどんこ病になったりすることがあります。
 未熟な「青パパイヤ」の白い種子から、きちんと芽が出るかどうかはわかりません。ちょっとお高いですが、品種名の付いた苗木も売られているので、そちらを利用しても良いでしょう。
 雌雄異株とも雌雄同株とも、実の成らないオスの樹を倒したり、根っこを切ったりするなどの刺激を加えると、実の成るメスの樹になるともいわれています。お試しください。


▲種子を取る → 種子をまく → 発芽する → 実が生るかも

●マンゴー
 いろんな品種のマンゴーが売られています。果実を割ると、中に扁平な繊維質のかたまりがあり、これを剪定ばさみで薄いところを切って、中を開けると、ソラマメをつぶしたような種子が1つあります。切り方をあやまると、種子まで切ってしまいます。ご注意願います。
 すでに根っこが出ているようなものもありますが、種子をまいておけば、やがて芽が出てきます。多胚種子といって、芽が複数出てくることもあります。水のやりすぎに注意です。芽が出てこなかったらごめんなさい。

 


▲種子を取る → 種子をまく → 発芽する → 実が生るかも

 

●バナナ
 一般的に食べられているバナナは種子がありません。完熟させると、皮ごと食べられるそうです。苗が売られていたら育ててみませんか。実が成ると近くから新しい芽が出てきます。最近では、種あり原種バナナの苗や種子も売られています。


▲種子まく(原種)・苗入手する → 苗育てる → 花が咲いて実が成る 

 他にもいろいろな熱帯果樹の鉢植えが、5月の連休明け頃から売られています。売れ残ると、在庫処分でちょっとお安くなります。よく考えてから買いましょう。

●ひとこと

 近くでも熱帯果樹が、少し栽培されています。
 本格的なら、名古屋や浜松の「フルーツパーク」や「熱川バナナワニ園」へお出かけしてみませんか。

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