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1月の果樹だより

[2020.01.01]

●杉山文一営農技術指導員

ブドウとキウイフルーツの整枝せん定のポイント

 

 ブドウとキウイフルーツの整枝法は、棚仕立てが基本です。家庭での栽培は、新梢を長く切り返す方法が主体ですが、比較的狭い所で栽培しているため枝が重なりあっているところを多く見かけます。

 良品生産や病害虫の発生を防ぐには、枝を広げてゆったりと整枝することが重要です。

1 ブドウ

(1)せん定時期

 3分の2程度落葉(11月上旬)してから始め、2月中旬までに行います。

(2)せん定方法

 整枝せん定の方法は、長梢せん定と短梢せん定の2通りの方法があります。

① 長梢せん定

 新梢(結果母枝)を長く切る方法で、図1の様に主枝に対して亜主枝と側枝を、樹全体にゆったりと配置します。除去する部分は、重なり枝を重点に切除し、切り返しての枝の更新や基部の太くなった追い出し枝、結果母枝の切り返しを行います。

② 短梢せん定

 新梢(結果母枝)を短く2芽で切る方法で、主枝を左右に2本出す一文字整枝法や図2のような片側2本主枝H字型整枝法や片側4本主枝のWH型整枝法などの樹形があります。

 家庭果樹として、狭いところでジベレリン処理し種なし栽培をするには良い整枝法です。

(3)長梢せん定の側枝における結果母枝の残し方

 せん定の目安は、図3の様に先端部分は強勢な新梢を残しますが、先端部分を負かすような強勢な新梢を整理します。

① 枝は重ならないようにゆったりと広げて配置し、主枝を棚の四方に伸ばします。また、重なり枝は間引きます。先端部分の長い新梢は3分の2程度に、その他の新梢(結果母枝)は、8芽から12芽程度残して切り返します。側枝が長くなったら、充実した結果母枝の出ているところで切り返します。

 そして、重なり枝は更新枝のところで切り戻します。

② 側枝のせん定は、生育の中庸な良い新梢のところで切り返し、大きくならないようにします。

③ ブドウが成木になり、枝が棚面一杯になったら更新できる枝の部分で切り返して先端部分を更新します。

④ 側枝の先端部分を負かすような強勢な新梢を整理して、中庸な新梢を残します。また、基部に発生した強勢な新梢は間引きます。

2 キウイフルーツ

(1)せん定時期

 12月から1月中旬にかけて行います。2月にせん定すると、樹液が出てくることがあります。

(2)せん定方法

 棚仕立てが一般的です。枝が重ならない様、図3の左右に主枝を配置する一文字整枝法が一般的で、主枝に亜主枝を亜主枝に側枝を配置してゆったりと枝を広げて配置します。

(3)結果母枝のせん定

① 側枝から出る新梢を3分の1程度で切り返し結果母枝とします。また、樹形を乱す強い新梢(突発枝)は、基部から切除します。

② 側枝が長くなったら、結果母枝の出ているところで切り返し、枝を更新します。結果部位が先へと移動していき、基部の枝がハゲ上がってくので、早めに切返し更新をおこなう。

③ 結果母枝は、70~150cmの新梢を利用して1㎡当たり3本程度配置し、3分の2程度残して切り返します。長い結果母枝は、先のほうの細くなる部分をやや強めに3分の1程度で切り返します。

④ 結果母枝の切り返しは花芽が着いた節より先端部で行うため、単純な切り返しの連続では結果部位は年々先端へと移動してしまうので、定期的に切り返して更新することが必要です。

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