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キクの管理~ネナシカズラの防除~

[2023.07.01]

●営農技術指導員 大澤梅雄●

<質問>
 5月上旬頃、我が家の畑でキクに巻き付いた黄色い紐状のものを発見しました。気持ちの良いものではありませんでした。いったいこれは何でしょうか。

<回答>
 これはアサガオと同じヒルガオ科の「アメリカネナシカズラ」と言います。ある日突然現れ、いつの間にかなくなるのが特徴です(写真)。
 生態
⦁ 北米原産の1年性の寄生植物です。名前の通り根はありません。
⦁ 紐状のツルは太さ1mm。最初は淡い黄色をしていますが古くなるにつれオレンジ色となります。
⦁ 花は白色で直径3mmほど。夏から秋にかけて開花し実を付けます。果実は3mm程で熟すと裂けて種子が飛散します。
⦁ キク科やイネ科の植物に寄生します。
⦁ 侵入経路は不明です。
⦁ 適正な防除をしていれば、甚大な被害を及ぼすものではありません。

2 防除
 アメリカネナシカズラの花が咲く頃までに、キクに巻き付いた蔓をこまめに取り除き焼却処分します。蔓を残さないのが防除のコツです。

▲キクに巻き付いたネナシカズラ

参考図書
長田武正著「原色日本帰化植物図鑑」保育社

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