
ギンナンの栽培
[2024.09.12]
秋の味覚です。栄養価は高く、見た目も綺麗なエメラルドグリーンと独特な苦みも特徴です。食べすぎは中毒といわれています、ほどほどに。雌雄異株で、街路樹にはオス樹を植えているそうですが、たまに、たくさん実を落として通行を邪魔しています。早取りの品種なら「金兵衛」、味なら「久寿」、大きさ・貯蔵性なら「藤九郎」です。葉っぱも海外では、「記憶があるとかないとか」いろいろな使われ方をしているみたいです。腐葉土には、あまり向きません。
年間管理
・整枝せん定
落葉してから発芽するまでに行います。こんだ部分の枝を外します。枯れ枝・成り疲れの枝・徒長枝・内向枝・下垂枝などをもとから外します。作業性からも時代の流れは低樹高です(図1)。幼木・若木で開心型とするなら、主枝・亜主枝を強めに切り返します。接木苗を植え付けてから、成り始めるまでに、7年くらいかかります。
▲図1 整枝せん定
・着果管理
せん定後には、これといった着果管理は不要です。花が咲いて、実が成るまでには、不思議なプロセスがあるみたいです。成りすぎた年は、近くの雄樹を減らすとよいでしょう。
・収穫
早生品種「金兵衛」は、8月上旬には、種子が固くなり、収穫できます。試しどりしてみてください。まだ、果梗がしっかりしているため、竿の先に鎌をつけて刈り取ったり、手でもぎ取ったりします。早期出荷を狙わなければ、果実が黄色くなり、自然落果を待ちます(図2)。
▲図2 収穫
「久寿」は、9月頃収穫できます。中旬になれば完熟して、落果してきます。除草して、地面にシートを敷き、ひっかき棒などで枝を揺すって実を落として、集めるとよいでしょう。
・調製
果肉でかぶれるので、作業には、ゴム手袋、ゴム長靴を着用してください。
黄色く変色した果実を、しばらくバケツや厚手のビニール袋に入れておきます。果肉が柔らかくなったら、コンテナやバケツ、少し粗目の網袋などに入れて、足で踏みながら果肉と種子に分け、流水で洗います。水に浮く種子は充実が良くありません。産地では、食塩水(比重1.13、20%)で軽い種子を取り除きます。果肉(残渣)は適切に処分してください。本格的には、(古い)洗濯機や専用の機械を利用しているそうです(図3)。
▲図3 調製
種子は、天日でよく乾燥させます。きちんと乾かさないと、カビの発生を招きます。
・貯蔵
なるべく新鮮な状態を保つには、果肉をつけたまま、肥料袋のようなポリエチレン袋に密封します。貯蔵に向く品種は、「金兵衛」「藤九郎」です。
・病害虫防除
病害は予防に、害虫は発生初期防除が基本です。よく観察してください。クスサンが発生することがあります。農薬を使用する際には、農薬使用基準を遵守し、農薬使用履歴を記帳してください。
・施肥例
発芽前(3月:元肥)、果実肥大期(6月:追肥)、収穫前後(10月:お礼肥)に施用します。























































