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ツツジの管理 ~褐斑病防除~          

[2021.05.01]

●営農技術指導員 大澤梅雄●

質問
 最近、庭の芝生地にあるツツジの葉がよく落ちるようになりました。よく見ると葉には黒い斑点がついています。病気にかかったのでしょうか。

回答
 おそらく褐斑病による落葉だと思われます。芝生地に植栽した株でよく褐斑病を見かけます。意外と湿度が高いので、褐斑病にかかりやすいかもしれません。
 そこで、今月は本病の紹介と防除について説明します。

1 褐斑病とは
 病原菌はカビの一種で空気伝染によってサツキを始めとしたツツジ類の葉を犯します。本病は秋から冬にかけて発病します。病斑は葉脈に沿って角形に褐変し、徐々に病斑の周囲が黄色くなります。葉は枝についたまま越冬しますが、5~6月になるとついに落葉します。

▲ツツジの褐斑病

2 防除
⦁ 耕種的防除
a 株元に落ちた罹病葉は残らず集めて焼却処分します。
b 枝葉が密生しないよう適正施肥と適切な剪定に心がけ、樹形内に湿度がこもらないよう風通しをよくします。
c かん水する際には葉に直接水がかからないように注意してください。
d 植栽地の排水性を良好にしておきます。

⦁ 化学的防除
 発病を確認したら直ちにダコニール1000の1,000液、あるいはトップジンM水和剤1,500倍液を1週間間隔で2~3回散布すると良いでしょう。

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