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ユリの管理~葉枯れ病~          

[2024.04.01]

●大澤梅雄営農技術指導員●

質問
 直売所向けのテッポウユリをここ数年栽培していますが、去年の4月上旬頃比較的大きな斑点のついた葉を見つけました。今年再発するといけないので、何か予防策はありますか。

回答
 恐らく「葉枯れ病」と思われますので、その防除について説明します。

1 葉枯れ病とは
 カビの一種であるボトリチス菌(通称ボト)が原因の病気です。やや低温多湿条件下で発生しますので、早春から梅雨時は発生しやすい時期となります。
(1)時期 
2 対策
⦁ 耕種的防除
 2月頃土壌中からユリの新芽が発生し、3月に入ると気温が日に日に上昇し、新芽は旺盛に伸長し20㎝程になりますが、それにも増して雑草も大きくなります。この時期の除草作業を怠るとあっという間にユリは草に覆われてしまい、その中は多湿となり、罹病葉は増えていきます。
 したがって、薬剤散布の前には必ず除草をしておきましょう。特にヤブガラシには特に注意しましょう。
(2)化学的防除
 蕾に発生すると開花不能となりますので確実に防除しましょう。予防散布中心に農薬散布を行ってください。ダコニール1000の1,000倍液、トップジンM水和剤1,500倍などが有効です。
 降雨が続く時は要注意です。

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