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FPAの管理~ペチュニア~

[2024.02.01]

●営農技術指導員 大澤梅雄●

質問
 ペチュニアは今まで花壇に植えて楽しんでいましたが、雨が降った後は葉に土がべったりついて見栄えが悪くなりました。そこで、コンテナに植えてみたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。

回答
 それも1つの方法ですので、よろしいかと思います。さらに完璧を期すためには、コンテナに土を入れずに寄せ植えを行うことです。
 それが今月のテーマです。

1 「fpa」とは
 「Flower pot arrangement」の略で「ポットアレンジ」とも言っています。これは筆者が提唱している寄せ植えの一種で、軽石を入れた容器に、苗をポリポットから抜かず、ポットのまま配置する手法です。手を汚さず簡単にアレンジを楽しむことができます。
 そもそも通常の寄せ植えでは、完成後1か月も過ぎると花が終わったり草丈が伸びたりして当初のデザインとは異なってきます。植え直ししようと思うとなかなか大変です。こんな欠点を補うのが「fpa」です。
2 ペチュニアを使った二次元配置
 寄せ植えで最も多く用いられるのは立体的なデザイン、三次元配置ですが、完成までに少々時間がかかります。今回は、それよりも短時間で簡単にできる平面的なデザイン二次元配置を作ります。
⦁ 花材
 最近、多様な品種が流通するようになったペチュニアを使います。品種は、「トロピカルティー」(黄色)1鉢、「ローラ」(桃色)2鉢、「ブルーベリースワール」(紫色)1鉢
⦁ 容器
 黒色の舟型容器(長径28.5㎝、短径19.5㎝)
⦁ 植込み材料
 軽石(大粒)
3 作成手順
⦁ 容器の1/3に軽石を入れます。
⦁ ポリポットが容器から出ないよう、軽石を使って高さを調整します。
⦁ 正面をきめて中心となる色を後ろ中央に置き、色合わせをして他の苗を配置します。
⦁ 中央に置いた苗の枝が他より若干高くなるように苗の方向を決めます。
4 管理
⦁ ポットアレンジ完成後のかん水は、ジョウロで一鉢一鉢株元へ丁寧に水を注ぎます。また、水やりの都度ハイポネックス500倍液を水やりとかねて肥料を施します。
⦁ 花が終われば花柄摘みを行います。
⦁ 枝葉が伸びればポリポットの縁まで枝葉を切戻すか、新しい苗と交換します。
⦁ 完成後の容器を絶対土の上に置かないようにしてください。台の上あるいはフラワースタンドに置いて観賞して下さい。

▲写真:ペチュニアのフラワーポットアレンジ

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