〝あじのひらき〟に気を付けて 交通安全啓発運動
[2017.11.20]
▲女性署員から〝点灯くん〟の説明を受ける参加者親子 |
ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろばで20日、愛知県警察本部交通部交通総務課がJAとの連携による交通安全キャンペーン「〝あじのひらき〟に気を付けて」を実施しました。
高齢者の交通事故死者数は今年10月末現在で84人と、全死者数157人の半数以上を占めています。その特徴として歩行者、自転車利用者が60人と約7割を占め、さらにその多くが被害者の自宅付近で発生し、多発時間帯は薄暮時から夜間、歩行者は道路横断中に左から来た車と衝突していることが挙げられます。そこで、その特徴の頭文字「あ=歩くひと」「じ・の=自転車に乗るひと」「ひ=左から来る車と衝突」「ら=ライトが点く頃に多発」「き=近所で油断」を語呂合わせにより、「あじのひらき」の不思議な取り合わせで注目を集め気を付けるよう呼び掛けることが同キャンペーンの目的です。
署員らは、来店客に「あじのひらきチラシ」や交通安全啓発品として反射材を使った「タックルベルト」を配布し、店内の鮮魚コーナーでチラシを掲示し、交通事故防止を呼び掛けました。
店外駐車場には、各種交通安全資機材を装備した交通安全教育車「セーフティ愛知あゆみ号」を設置。機材に付いたたくさんのボタンから光ったものを素早く見つけて押し反射神経と視野の広さを診断する「点灯くん」、パソコンのモニター画面を見て瞬時に現れたマークを正確に発見できるか検査する「動体認知診断」、「自転車シミュレーター」の3つの交通安全教育用シミュレーターで、来店客がゲーム感覚で楽しみながら身体機能の変化の確認や交通ルールを学びました。参加者には、反射材を使った「お守りストラップ」や靴のかかとなどに貼る「反射材シール」が配付されました。
買い物客は「普段から交通安全はちゃんと守れているつもりでも、シミュレーターの診断で出た数値で自分がどれほどのものなのかがわかった。これを機により気を付けていきたい」と気を引き締めました。
髙木宏警部は「高齢者の交通事故は買い物の行き・帰りで、午後5時~午後8時の時間帯が多い。買い物といえばスーパーマーケットで、その定番のひとつが〝あじのひらき〟ということもあり当キャンペーンのネーミングをし、JAの産直店でやらせていただいた。買い物のたびに思い出し、交通安全により取り組むきっかけにしてもらいたい」と効果に期待を寄せました。
▲モニター画面を見て瞬時に現れたマークを正確に発見できるか検査する「動体認知診断」 |
▲店内の鮮魚コーナーには「あじのひらき」の陳列箇所にチラシを掲示 |
▲各種交通安全資機材を装備した交通安全教育車「セーフティ愛知あゆみ号」 |