いよいよ桃の出荷スタート しのおか共選桃出荷組合
[2017.06.16]
しのおか共選桃出荷組合は16日、小牧市上末の小牧東部営農生活センター共選場で、桃の早生品種「はなよめ」「ちよひめ」の目ぞろえ会を開きました。生産者、JA担当者、市場関係者ら約60人が集まり、出荷基準について確認しました。「はなよめ」「ちよひめ」は、6月中旬に収穫が始まる露地栽培の桃としては最も早い時期に楽しむことのできる極早生品種です。可憐で愛らしい小さめの桃で、6月に食べられることから、June Bride(6月の花嫁)にちなんで命名されたとも言われています。
鈴木裕之組合長は「色や形、詰め方を確認して高品質な桃の出荷に備えましょう」とあいさつしました。
長谷川正尚営農生活部長は「桃は他の果樹よりも出荷が多く、昨年は3860万円の出荷がありました。サマーキャンペーンの賞品にも使わせていただくなど、皆さんの所得向上につながる活動をしていきたい」と激励しました。
JAの杉山文一営農指導員は「今年は、県外でも6月中旬過ぎごろから早生品種の出荷が始まり、例年より5~6日遅い出荷となった。管内の品質は、春先の降雨量が少なかったため小ぶりとなったが、天候が良かったため糖度は高い桃ができあがった」と話しました。
市場担当者は「これからの天候も生育にかかわってくるので、JAを通じて情報をつないでいきたい」と話しました。
JAの担当者は「15玉を詰めるときは縫合線を斜めにするように」など出荷時の注意事項を説明しました。
出荷は18日からスタートします。28日には主力品種「日川白鳳」、7月上旬には「白鳳」の出荷を始める予定です。同組合は市場をメインに全品種で約18000箱以上の出荷を目指します。