イモ掘り出す瞬間の笑顔を大切に 勝川・天満幼稚園
[2016.10.24]
勝川幼稚園児(年長)60人は24日、天満幼稚園児(年中・年長)55人は20日、春日井市廻間町の鈴木智彦さんが育てた秋の味覚サツマイモの収穫体験をしました。勝川幼稚園は26日が年少、31日が年中それぞれ60人も同体験を予定しています。
勝川幼稚園は春日井市旭町から、天満幼稚園は名古屋市千種区から、スクールバスに乗って自然環境豊かな畑を訪れました。園児たちは、先生から「綱引きのように力一杯引っ張り上げてください」とサツマイモの掘り方の説明を受けた後、快晴の青空の下一斉に手掘りを始めました。紫色のイモが顔を出すと、園児たちは「大きいのが出てきた」「重くて抜けないから手伝って」などと歓声を上げながら、持ってきた袋いっぱい収穫しました。
毎年イモ掘り体験を続けている勝川幼稚園の伊藤聡園長は「土を掘ってイモが出てきた瞬間の子どもたちの笑顔を見ていると、家でお母さんとイモを料理して家族の絆を深めている姿も想像させ幸せな気持ちになれる」と笑顔で話しました。
天満幼稚園では、草花や野菜等を栽培したりすることで思いやりや、やさしさを育てることを教育目標として、毎年、秋の遠足をかねてイモ掘り体験を続けています。
同体験の手伝いに参加した地元農家で智彦さんの母・みどりさんは「農作物はそれを食べて大きくなる子どもたちにとって最も身近なもの。幼稚園など小さい子どもたちにも農業に触れる機会を提供し、地域に農業をより浸透させたい」と話しました。
収穫したイモは園児がお土産に自宅に持って帰るほか、勝川幼稚園は先生と園児たちで蒸かしいもにして、天満幼稚園は焼芋や大学イモとして、みんなで食べる予定です。