
バラつきのない高品質出荷を 合同柿目揃え会
[2018.10.22]
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▲柿の状態を出荷者らに説明する杉山文一営農技術指導員 |
ファーマーズマーケット「ぐぅぴぃひろば」とグリーンセンターの産直部会は22日、柿の目揃え会を合同で本店で開きました。
統一しての柿の目揃え会は、今年で3年目の取り組みです。出荷のピークに向け、担当者や生産者ら約20人が柿を手にとり、大きさや基準を確認し合いました。
4㌔箱での出荷は16玉以上の大玉・中玉果実とすることやヘタスキ果や軟果は詰めないように注意すること。傷があるものは、箱ではなく、ビニール袋やパックで詰めるようにすることなどの出荷基準を確認しました。
JA管内では、柿農家が約25㌶で栽培し、今年は約35㌧の出荷を見込んでいます。
杉山文一営農技術指導員は「今年は着果は良かったものの、気候の関係や台風の影響により小玉傾向で箱詰めよりも袋詰めの方が多くなる可能性があります」と出来栄えを評価しました。また「柿の特徴は、東洋的で哀愁を感じさせる果実の朱色。朱色が濃い品種ほど、リコピンの含有量が多いのが特徴で、ちょうど秋の気温ぐらいの20℃前後で発現(はつげん)が高まり、気温の低下にともない果実のクロロフィルが分解され緑色が抜けていき、美しい朱色に変化していきます」と果実の着色のメカニズムについても説明しました。
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▲出荷基準を確認する出荷者ら |
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▲軟化、ヘタスキ果など柿の状態をじっくりと確認する出荷者ら |
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▲出荷基準を説明する杉山指導員 |