ベストな出荷方法を 産直統一梅目揃え会
[2020.05.28]
当JAの産直部会は28日、梅の生産者を対象とした梅の目揃え会を開き、生産者17人が参加しました。梅の大きさの基準や適正価格での販売のため、一等品や二等品の識別に関しての確認を行いました。
現在、当JA管内の梅栽培面積は約8ha。冬から春にかけての天候の影響で、今年の梅は小玉傾向と予想され約80kgの出荷を見込んでいます。
産直店舗では新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受け、“売り場での新しい売り方”を模索しており、今回の目揃え会では消費者目線での販売方法を話し合いました。外出を自粛する家庭が多く、食品販売店では“巣ごもり消費”が増加傾向となっています。産直施設の担当者は、出荷したそれぞれの品種に最適なレシピをつけるなどの工夫を施し、これまで手に取ってもらえなかった消費者にも興味を持ってもらえるよう、販売方法をアドバイスしました。
杉山文一営農技術指導員は「近年の消費者の購買傾向を分析すると、昔ながらの梅干し用ではなく、カリカリ漬けや梅酒用の梅の購入が増加傾向にあります。出荷者側で、加工に適した成熟度を確認し、購入後すぐに自宅で加工できる状態で出荷し、より多くの消費者の手に渡るようにしましょう」と話し、品種別の出荷留意点を説明ました。
管内で多く栽培されている品種「南高」は、6月中下旬に出荷の最盛期を迎えます。