ユニークな方法で脱穀・籾すり 味美支店ふれあい委員会
[2019.10.30]
▲作業の説明をする味美支店職員(中央・右)と江本勝義営農技術指導員(左) |
春日井市立味美小学校5年生142人は30日、総合的な学習の一環で6月11日に苗を植え育てたバケツ稲「あいちのかおり」を刈り取り、割り箸で脱穀、野球ボールとすり鉢で籾すりを体験しました。
味美支店ふれあい委員会の主催で、地域の小学校の児童を対象に、農業の重要性とJA事業のPRを目的としています。昨年度までは講義と農機による作業の見学のみでしたが、西尾尚味美支店長の「もっと自分たちで農業を体験して欲しい」という思いから、今年からバケツを使った米作り体験を企画しました。
児童たちは、同支店職員と江本勝義営農技術指導員から作業の説明を受けると、それぞれバケツの稲をかまで刈り取り、割り箸で稲穂をはさみ滑らせ脱穀し籾を紙コップに溜め、それをすり鉢に入れて野球ボールですり回し籾すりをしました。支店ふれあい委員も作業の手助けに入りました。
参加した児童は「苗植えから収穫まで米作りそのものが初めてで楽しかったので、今度は田んぼの方でやってみたい。自分で育てた米はどれほど美味しいのか楽しみ」と期待を膨らませました。
収穫した米は、児童たちが調理実習で味わう予定です。
作業前には、江本営農技術指導員による講義が行われ、児童たちは米作りに関する知識を深めました。
本取り組みは、JA共済の助成金を活用し実施しています。