元気の出る子どもたちの共同作業 鷹来小学校
[2017.06.01]
春日井市立鷹来小学校5年生64人は1日、JA職員と地元農家の指導による田植えの体験学習を行いました。昭和55年当時の田楽支店長が同小に働きかけて以来、30年以上続けられています。
10数年にわたり同小の田植えを指導している地元農家の臼田照夫さん(79)は冒頭で「皆さんは手と足の爪はちゃんと切りましたか?そうでないと、土が指との隙間に入ってしまいます。農作業は共同作業なので皆さんで力を合わせて取り掛かりましょう」と呼び掛け、田植えをする児童たちを見て「自分の田んぼで毎年田植え体験をしてくださるが、田んぼの状況や天候などが毎年違うので、昨年のやり方が今年通じるとは限らないだけに長年農業を続けていても難しい。普段は服を汚さないように気を付けている子ども達が、楽しそうに泥だらけになりながら田植えをしてくれ、その笑顔を見ると頑張った甲斐があったと元気が出る」と喜びを話しました。
田植えは、田植え綱を用いて、約7㌃の田に1時間程かけてあいちのかおりの苗を手植えしました。途中、田植え作業を見学に訪れた1、2年生が田植えの様子を興味津々に眺めていました。5年生が田んぼ内で手持ちの苗を補充できるよう、臼田さんはちぎった苗を1、2年生たちに配り、田んぼへ投げる〝苗投げ〟を楽しませてくれました。
10月には、児童による稲刈りが行われる予定です。