冷静な判断で特殊詐欺被害を防ぐ　堀ノ内支店

［2023.04.21］

▲感謝状を手に笑顔の加藤支店長代理㊧と伊藤支店長㊨　

　春日井警察署生活安全課は19日、特殊詐欺被害を未然に防止したとして堀ノ内支店の伊藤支店長と加藤支店長代理に感謝状を贈りました。

　当事案の発生は3月中旬。「ATMで出金ができない、家族がお金のことで困っており今日中に何とかしてほしい」と窓口で相談を受けた加藤支店長代理が、話の内容や利用者の様子から特殊詐欺の可能性があると判断し警察に相談。その後実際に家族と連絡が取れ、電話の主が別人であることが分かったことから、被害の未然防止につながりました。

　県下でも特に春日井市内ではオレオレ詐欺やキャッシュカード預かり詐欺などの特殊詐欺事件が多く、警察では多発する特殊詐欺を未然に防止するため、店頭での声掛けや詐欺確認用チェックシートを用いるなどして対策を行っています。

　加藤支店長代理は「とても慌てた様子で出金を依頼されたので、冷静に物事を整理していくとちょっと怪しいな、と思う点がいくつかありました。被害を未然に防ぐことができて本当に良かったです」と笑顔で話しました。

　伊藤支店長は「この支店では以前にも似たような特殊詐欺事案があり、職員には常にアンテナを高く張っておくよう徹底しています。今後も相談しやすい支店づくりと、利用者の皆さまに寄り添った対応をしていきたいです」と被害防止に向けた意気込みを話しました。