収穫から出荷までまるごと農家体験 農業体験ツアー第3弾
[2017.08.19]
「親子農業体験ツアー」を19日、親子18組37人の参加により開きました。農業の応援団を増やしてファーマーズマーケットぐぅぴぃひろばの認知度を高めたいと営農企画課が企画しました。
サボテンの寄せ植え体験やブドウ収穫体験、直売施設の見学や出荷体験など盛りだくさんの内容に子どもたちの笑顔が溢れました。
サボテン農家では、サボテン科ギムノカリキュウム属の翠晃冠(すいこうかん)を使って寄せ植え体験を行いました。後藤サボテンの後藤容充さんは「春日井はサボテンを種から作って出荷しています。乾燥しているところでも成長できるよう、葉に水を溜めておけるようになったものが多肉植物です。2万種類ある多肉植物の中にサボテン科があり、サボテン科だけでも3000種類あります」とサボテンの知識を説明しました。また、サボテンの観察やアイスクリームやおひたしなど食用のウチワサボテンの試食もしました。
JAの研修農園でブドウ「巨峰」「サニールージュ」などを収穫し、糖度を測る体験をしました。自分で収穫した3房は持ち帰りました。移動中のバスの中では、今年5月の発足した若手農家が集まって結成した“農産加工組合”が作るブドウジェラートを味わいました。
最後に直売所では、収穫したブドウをカップ容器に300g(350円)で詰め合わせ、バックヤードで出荷農家と同じように出荷用のバーコードを作って貼り、店頭に並べる体験をしました。
参加した保護者は「自分で収穫したものを自分でバーコードを貼り店頭に並べる体験は、なかなかできる体験ではないので参加してよかった。普通の体験ツアーではできないことが盛り込まれているので、次回も是非参加したい」と笑顔で話しました。
出荷体験をした子どもたちは「自分が収穫したブドウがちゃんと売れるのかな。お客さんが買っていくのを見たい」と嬉しそうに話しました。
同課の毛利公彦課長は「地元の農産物は何があるか知ってもらい、農業の応援団となってほしい」と意気込みます。