地域で連携して防災意識を高める 総合防災訓練
[2016.08.21]
小牧市の総合防災訓練が21日、小牧市堀の内の小牧中学校であり、近隣住民やJAなど各種団体の関係者1500人が参加しました。
市やボランティア、JAなど災害協定締結事業所等が27のブースを設け、地域住民がブースを回る防災スタンプラリーを行うとともに、シェイクアウト訓練、避難所運営訓練を実施し、災害時の行動を確認しました。
JAと災害ボランティアネットの会が協力した「ハイゼックスを使用した炊飯」のブースでは、JAが提供した無洗米50㎏の一部を利用してハイゼックス炊飯袋による米の炊き方を指導。同袋に米と規定量の水を入れて、輪ゴムできっちり縛り、熱湯で約30分ゆでればご飯が最大1合炊け、食べる際は袋から絞り出すので、箸やうつわの必要がなくゴミも出ず、手が汚れることもなく緊急時に役立つことをアピールしました。さらに、自衛隊が作った600食分のカレーをハイゼックス炊飯で炊き上がった米などにかけて、参加者に振る舞いました。
石田知早人総務課長は「こうした訓練で互いに連携を深めることができ防災意識を高められた。日頃の備えが災害時に大いに役立つことを実感した」と話しました。