地域の桃生産の維持に努める 桃生産部会総会
[2019.03.08]
▲全3議案が賛成多数で可決 |
桃生産部会は8日、本店で総会を開き部会員ら54人が参加しました。平成30年度事業報告・収支報告、平成31年度事業計画・収支計画、役員改選の3議案を可決し、新部会長には木下健さんが選任されました。
冒頭のあいさつで、伊藤初美部会長が「昨年は、夏は気温が40度前後の日が続き、病害虫被害も発生するなど大変でありましたが、よく乗り越えていただき、ご協力感謝しております。今年も桃の栽培・生産に積極的に努めていきましょう」とあいさつしました。
尾張農林水産事務所農業改良普及課技術指導グループの水谷浩孝専門員は「昨年は高温少雨による果樹の疲労、カイガラムシ発生の増加、台風によりせん孔細菌病が発症し、桃の生育・生産が心配されました。桃は一年一作で、毎年困難な状況がおとずれるほど皆さんの経験や知識の活用が試されます。今年も平年と比べ気温が約2度高い日が続いており、開花も早まり、夏もまた昨年並みに暑くなると予想されるので、果実や樹の変化にいち早く気づき、早めの対策をお願いします。平成31年度から後継者対策として定年退職者を対象にした桃栽培講座開催を検討しております」と話しました。
長谷川浩敏組合長は「皆さんの活動が地域の桃生産の維持につながっております。当JAもモモ栽培サポータークラブによる後継者不足解消に積極的に取り組んでおります。協力してくださる皆さんに応えれるようしっかりと地元産桃をアピールしていきたい」と激励しました。
総会後は、JA職員が栽培日誌およびGAP、部会費納入、農業共済の収入保険制度について説明しました。
研修講演として、JAの杉山文一営農技術指導員による「桃の整枝法を考える」と題した研修会を行いました。参加者らは当地区に適した樹形として開帳形整枝を基本に考えた整枝法について学びました。
▲伊藤初美部会長のあいさつ |
▲尾張農林水産事務所農業改良普及課技術指導グループの水谷浩孝専門員のあいさつ |
▲慎重審議が進められる総会 |