延びる小中学校の休校対策へ 地元農産物の提供
[2020.04.17]
JA尾張中央春日井産直部会は16日、NPO『フードバンクかすがい』へ部会員が栽培した農作物の無償提供を行いました。
当JAは、子ども食堂(春日井市)の開始時から同フードバンクへの食材提供を継続しています。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、こども食堂の開催を一時的に中止することが決定。今回は、小中学校の休校が続いている家庭での食事支援の一環として、同フードバンクを通じて地域の社会福祉団体へ食材の提供をしました。
集まった農産物は、新玉ねぎや大玉トマト、筍など旬の食材が寄せられました。
松山貴晃営農企画課長は「新型コロナウイルス感染拡大防止策により、子ども食堂の一時閉鎖は大変残念ではありますが、引き続き『フードバンクかすがい』を通じて地域の子どもたちに食材提供できることは大変喜ばしく思います。今後とも、『フードバンクかすがい』を通じて、JAの組合員組織である産直部会の皆さんと共に、安全安心な地元野菜・果物を提供したい」と地域貢献活動への取り組みに対する思いを話しました。
『フードバンクかすがい』の柴垣康子さんは「食材提供活動のテーマとして“食品ロスを減らし、地域で一つの食卓を囲もう”という言葉を掲げているので、地元の農家さんが栽培した農作物を、子ども食堂の利用者以外にも届けることができ、非常にうれしい」と、食材提供の継続に感謝の言葉を話しました。
提供する食材は、第3土曜日の直前の火・木曜日に専用BOXを設置し、部会員が栽培した野菜や果物などの農作物を受け付けています。