思いを込めた甘酒できました 農業女子の活躍
[2019.07.10]
愛知県小牧市で水稲農家を営む熊澤千恵子さんは、自作米「あいちのかおり」を使って甘酒を製造し、7月初週から販売を始めました。近年、“飲む点滴”と称されるほど、女性に人気が高まっている甘酒。夏の暑いときでも冷やしてスッキリ飲めるよう粒々感をなくし、ノンアルコールでさらっとしたストレートタイプに仕上げました。原材料は、米と米麹のみで砂糖不使用、無添加で米の甘さを感じられます。初回は大瓶・小瓶合わせて1,000本製造しました。
熊澤さんは、結婚を機に平成13年に就農。子育てが落ち着き、ご家族揃って地域に愛される米作りをしています。また、経営意欲のある全国の農業女子が集う「農業女子プロジェクト」や、県尾張農林水産事務所の提案で平成28年4月に設立した、新しい農業を目指す女性が集まる「@me(アミィ)」に積極的に参加しています。
甘酒作りは「米だけだと、農業女子の仲間が開くマルシェに出品するものがない」とマルシェでも販売できる商品を開発したいと思い立ったことがきっかけです。営農企画課の女性営農渉外担当者と連携し、製造先やラベルなど細部までこだわって“女性が思いを込めて作った”ことが伝わる商品に仕上げました。当JAの各産直施設や(有)アグリ熊澤で販売する他、秋の農業祭や地域のマルシェに出品する予定です。
熊澤さんは「性別関係なく、子どもからご高齢の方まで全ての人に飲んでもらえるように仕上げた。今後、他の農産物とコラボして“○○×甘酒”に挑戦し、リピーターが増えるようPRを続けていきたい」と笑顔で話しました。
営農企画課の池田みなみさんは「さらっと飲みやすく仕上がっているため、幅広い年齢層に愛される商品となれば嬉しい」と意気込みを話しました。
大瓶(720ml)850円/税込 小瓶(300ml)650円/税込