新たなジェラート登場 管内農家の珍しい品目をPR
[2017.08.31]
管内農家の伊藤茂之さんと協力して「イチゴジェラート」を開発し、販売を始めました。今年収穫したイチゴをふんだんに使用し(ジェラート1個に対するイチゴの含有率60%)、ソルベ状に仕上げることで、イチゴらしさを演出しています。特筆すべき点は「色」と「味わい」です。濃厚でさわやかなイチゴの風味と種のつぶつぶ感は、まるでイチゴそのものを食べているようです。視覚と味覚の両方で楽しめる一品です。ジェラートに使ったイチゴは「おいしいベリー」と「よつぼし」をブレンド。ジェラートは岐阜県多治見市にある業務用食品販売会社に依頼し約320個製造しました。1個(110㍉㍑)380円で、JAの産直所を始め伊藤さんの直売所でも販売します。
管内でイチゴを栽培する農家は珍しいです。伊藤さんは「章姫」や「紅ほっぺ」「レッドパール」など多くの品種を約20㌃のハウスで栽培しています。今年5月、同JAの営農企画課が「二等品の有効活用と産地のPRのために加工品にチャレンジしてみては」とアドバイスしたところから始まりました。同課が加工所と伊藤さんの間に入り、試作に伴う原料の手配や運搬、利益率を加味した売価設定、販売促進のためのラベルやポップ作りなど、販売までの道のりをサポートしました。
開発に携わった同課の都築一秀さんは「これからさまざまなイベントで積極的に売り出していきたい。産地のPRと農家所得の向上に繋がれば」と意気込みます。
ジェラートは、伊藤さんの直売所と同JA産直施設「ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろば」で販売します。