栽培努力の結晶 春日井農業祭ぶどうコンクール
[2016.08.22]
春日井市とJAで構成する春日井農業祭実行委員会は22日、「春日井農業祭ぶどうコンクール」を同市役所1階市民ホールで開きました。県農業改良普及課、JA職員らが審査員を務め、房の形状や色づき具合、糖度を丹念に確かめました。
市内のブドウ農家19戸が「巨峰」を26点、その他巨峰以外の品種「シャインマスカット」など20点を出品し、同市特産のブドウの出来栄えを競いました。
審査の結果、伊藤美知代さんのブドウが最優秀賞の春日井市長賞に輝き、その他9点が入賞しました。
尾張農林水産事務所農業改良普及課技術指導グループ平晋一郎専門員は「今年は8月に高温干ばつになり、収穫まで大変な苦労かあったと思うが、出品されたぶどうは着色・糖度が優れているものが多く生産者の努力が感じられた。一部で着色が不十分なものや傷が見られたが、今後も栽培管理の徹底を図ってもらいたい」と講評しました。
出品物は午後から即売され、新鮮でお値打ちとあって整理券を求める客でにぎわいました。
直売用に用意されたブドウは、1パック500円とお手頃価格で、市役所を訪れた多くの市民が買い求めました。
かすがい農業塾の受講生・終了生が朝採りしたナスの(1袋100円)の即売コーナーも設けられ、思わぬ旬の販売に多くの市民が足を止め約1時間程度で完売しました。