桃の新年度スタート 桃生産部会現地指導会
[2016.08.26]
桃生産部会は26日、小牧市高根の鈴木明さんの桃園で、秋季剪定と病害虫防除を部会員約50人が参加して学びました。
同部会山田利宏部会長は「桃の新年度は収穫した直後から。今から管理を徹底して、品質の良い桃を栽培しましょう」とあいさつしました。
尾張農林水産事務所農業改良普及課の平晋一郎専門員は「今年はせん孔細菌病が多く見られたので注意してほしい。前年の9~10月に新梢に感染すると潜伏状態のまま越冬するのでこの時期多発すると翌春も多くなってしまう。台風も接近しているので特に気を付けてほしい」と指導しました。
杉山文一営農指導員は「秋季剪定は切り過ぎると樹の生育を低下させてしまうが、今年は全体的に樹勢が旺盛なため成木では新梢や葉数で30%以内の除去率を目指すように。除去する枝は、枯れこみ防止のため、20㎝(5~6芽)程度の長さで基部を残すといい」と実演しながら説明しました。
この日は、同部会として初めて作成した加工品「桃のジェラート」のサンプルの試食も行われました。
同部会は9月14・15日に良質・多収の栽培技術と販売促進ノウハウを取得するため、長野県に先進地視察を予定しています。