樹勢を強める根づくりが肝心 桃生産部現地指導会
[2017.11.29]
桃生産部会は29日、小牧市高根の鈴木明さんの桃園で現地指導会を開きました。部会員やJA関係者ら35人が参加し、冬期剪定と病害虫防除を学びました。
冒頭、伊藤初美部会長は「疑問な点はどしどし先生に質問して、冬期剪定をがんばりましょう」とあいさつしました。
尾張農林水産事務所農業改良普及課の平晋一郎専門員は「剪定できるのは樹勢があってこそ。剪定だけでなく、樹勢を強める根づくりもしっかりしてください。手が届かないと作業される奥様やパートさんが辛くなります。作業される方を思って剪定してください」と説明しました。また、カイガラムシ類について「今まで発生がなかったところでも第3世代の発生が見られる。芽の中にいてブラシで取り出せないところにも隠れているので、見つけたら必ず薬剤散布をしてください」と注意を呼びかけました。
JAの杉山営農技術指導員は「どこを切ればいいかという質問をよくされるが、どこを切るかではなく形を気にしながら剪定して下さい。年数によっても切り方を変える必要があります」と実技を交えて説明しました。