
用途に合わせた出荷を 全店統一ウメ目揃え会
[2017.05.29]

大中小のサイズを確認する生産者ら

訳ありの規格を確認し合う生産者

重さを確かめる生産者

規格によって区別された梅
ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろばとグリーンセンター全店(桃花台店・春日井中央店、味美店)の産直部会は29日、ウメの目揃え会を本店で開きました。
管内では約16㌶で栽培し、規格がバラバラだったことから、6年前から目揃え会を始めました。全店舗統一しての目揃え会は、今年で2年目の取り組みです。
今年は、冬の寒さが続いた影響で、開花時期が遅く結実が良いが、小玉が多くなっています。出荷は、昨年に続き約80㌧を見込んでいます。
この日は、出荷のピークに向け担当者や生産者ら15人がウメを手にとり、大きさや基準を確認しあいました。
杉山文一営農技術指導員が「青軸(あおじく)は、梅酒やカリカリウメに適しているので固い状態で出荷し、南高梅は漬けるのに適しているので熟れてから出荷することがポイント。また、新品種の露茜(つゆあかね)は、漬け梅ではなく、梅酒や梅ジュースなどに適している。品種によって出荷時期と出荷ポイントが異なるので注意してほしい」と呼びかけました。
ぐぅぴぃひろば職員の光田健一さんは、「梅干しや梅ジュース、梅ジャムなど、消費者にとってウメの使い道を考えて出荷してほしい。大きさ、重さだけでなく、熟度も揃えることが大切。出来の悪いものには“訳あり”や“キズあり”などの表示を付けると消費者には分かりやすい」と販売方法の工夫について説明しました。